第0057日目 〈レビ記第17章2/2:血を飲むな〉 [レビ記]

 昨日の続き、レビ記第17章の後半であります。
 前半とは〈血〉をキー・ワードにして結ばれ、主が戒めを告げます。

 動物の肉を食べるとき、血を一緒に食べたりしてはならない。
 なぜか? 「命は血の中にある」(レビ17:11)からである。
 血を食べる者は(動物の)命を食べるのに等しい。それは(私=主の)民のすべきことではない。

 ではなぜ、主は人や動物に血を与えたのか。ちょっと恐ろしい理由なのですが、……
 それは、「祭壇の上であなたたちの命の贖いの儀式をするためである。」(レビ17:11)由。
 ここまではっきりいわれると、怖さと共に、ああそうですか、という気持ちになってしまうことであります。

 主は繰り返す、
 「いかなる生き物の血も、決して食べてはならない。すべての生き物の命は、その血だからである。それを食べる者は断たれる。」(レビ17:14)
 そういえば、「血は命の水だから」というクロフォードでしたか、の短編がありましたな。

 また、死んだ動物、殺された動物を食べた者は、誰であれ、どこの者であれ、衣服を洗い身を清めよ。
 それをしない者は罪責を負う。

 主はどうやら血と罪がお好きのようであります……。いや、別に好んでそうしているわけではありますまいが。


 シェーンベルクの《ソプラノとオーケストラのための6つの歌》op.8、ようやく満足のゆく演奏に遇いました。NAXOSからリリース中の『ロバート・クラフト・エディション』第7集に収められるものが、その演奏。
歌手はジェニファー・ウェルチ・バビッジ(S)、オーケストラは名門フィルハーモニア管弦楽団で2000年の録音(8.557525)。
 これは、いつか書評サイトで紹介したいです。◆

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