第0064日目 〈レビ記第24章:常夜灯・十二個のパン・神の御名を冒瀆する者〉 [レビ記]

 レビ記第24章であります。
 小見出しが3つある関係で、ノートも少し長くなりますが、おつきあいください。

〈常夜灯〉(レビ24:1-4)
 出エジプト記第27章第20-21節に、常夜灯を作りなさいね、という主の指示があったのを、覚えていらっしゃいますか?
 ・純粋の油を灯火にした常夜灯を、決して絶やすことなく焚き続けなさい。
 ・常夜灯は純金の燭台の上に灯火皿を置き、その上で焚きなさい。
 ・常夜灯を焚く場所は、臨在の幕屋の垂れ幕の前。時間は夕暮れから朝方までである。

〈十二個のパン〉(レビ24:5-9)
 ・輪型のパンを、2/10エファの上等の小麦粉を使った焼きなさい。
 ・それは、純金の机の上に並べて主の御前にささげるように。
 ・安息日ごとに、民は十二個のパンを主の御前に供えよ。これは永遠の契約である。
 ・パンは、アロンとその子らのものであり、神聖なものである。それ故に聖域の外で食べてはならない。

〈神の御名を冒瀆する者〉(レビ24:10-23)
 ・神を冒瀆する者は、即ち罪を負う者である。
 ・神を冒瀆した者は、共同体の民全員によって石で打ち殺される。
 ・人を打ち殺した者は死刑となり、家畜を打ち殺した者は償いをしなくてはならない。
 「命には命を持って償う。(中略)骨折には骨折を、目には目を、歯には歯をもって人に与えたのと同じ障害を受けねばならない。」(レビ24:18,20)
 ・神(の御名)を冒瀆する者は、民によって石で打ち殺される。それは、24:10-12,23にて、例証が掲げられている。即ち、……
 エジプト人の父とイスラエル人の母の間に生まれた男と、純血(生粋)のイスラエル人が争って、混血の方が神の御名を口にし、汚く罵った。民の間に戦慄が走り、モーセが主に意向を訊ねた。それが、この部分であります。拠って民は主の意志に従い、混血の者を石で打ち殺した。

 これまでにも、主の言葉に疑問や恐怖、残酷を感じたことはありました。が、24:10-23で一つの頂点を築いたように思います。
 「目には目を」云々とは有名な文言ですが、出典はここ。ですが、もっと恐ろしいのはそのあと、集団殺人を是認していることであります。
 主は、自らの力を示すことなく、冒瀆者を民の手で殺せ、といいます。民のなかから神の背く者が現れたのだから、自分たちの手で引導を渡せ、ということです。
 しかし、なぜここで主は自らの力で、(かつてナダブとアビブにそうしたように)冒瀆者を滅ぼさないのでしょう。何だ彼だといいつつも、主は人の罪死と流血を望んでいるように受け取れてしまうのです。……。


 月日の流れるのは早いもの。2008年があと3週間弱で終わることに、未だ実感が湧かぬ日々を過ごしております。◆

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