第0070日目 〈レビ記第27章:献げ物〉 [レビ記]

 今宵のレビ記は第27章、「レビ記」の最終章になります。

 ここでは、「どんなときに━━どんな献げ物を━━(誰に)━━どれだけ献げなくてはならないか」が、モーセを通して民へ念押しされます。

1:終身誓願に相当する代価を、〈満願の献げ物〉としてささげる場合、代価の決め方は、……
 ・60歳超の男子は銀15シュケル、女子は銀10シュケル。
 ・20-60歳の男子は銀50シュケル、女子は銀30シュケル。
 ・05-20歳の男子は銀20シュケル、女子は銀10シュケル。
 ・01-05歳の男子は銀05シュケル、女子は銀03シュケル。
それぞれの“~シュケル”とは、聖所基準で決定されます。
 これらの代価が支払えぬ場合は、そのものの資力に応じて祭司が決定します。

2:家畜をささげる場合、……
 ・ささげた家畜はすべて聖なるものである。
 ・ささげた家畜を、ささげたあとで変えてはならない。
 ・ささげる家畜が汚れた家畜のときは、祭司の評価に委ねられる。
 ・買い戻すときは、相応の代価を支払う。

3:先祖伝来の畑の一部を献げ物としてささげる場合は、……
 ・そこに蒔かれる種の量によって相当額が決められる。
 ・ヨベルの年から奉公する場合は、その相当額で確定される。
 ・ヨベルの年以降から奉公する場合は、「祭司は次のヨベルの年までに残る年数によって値を評価し、それに応じて、確定している畑の相当額から差し引く。」(レビ27:18)

4:購入した畑をささげる場合は、……
 ・「祭司はヨベルの年までの年数によって相当額を評価する。ささげる者はその日決められた相当額をささげ、その畑は主に属する聖なるものとなる。」(レビ27:23)

5:家畜の初子は生まれた瞬間から主のものである。

6:自分の所有物から献げ物を主にささげた場合は、それがなんであれ、永久に神聖なものであり、主のものである。
 「特に、永久に神に奉納された奉納物が人である場合は、その人を買い戻すことはできず、必ず殺さねばならない。」(レビ27:29)

━━など。
「以上は、主がシナイ山において、モーセを通してイスラエルの人々に示された戒めである。」(レビ27:34)

 以上をもって、レビ記のノートを終わります。
  第26章と並んで第27章が、これまでのなかでいちばん大切な部分を抜粋してダメ押しのように伝えていることがおわかり頂けると思います。

 レビ記に続く次の律法の書、「民数記」のノートのスタートは、来週後半からを予定しております。


 オルフの《トリオンフィ》を三部作通して聴きました。すっげーな、この音楽! 好きになりました。オルフをもっと聴いてみたいなぁ━━。
 それにしても、第2部〈カトゥリ・カルミナ〉のプロローグ、時間的には2枚目へちゃんと入れられたと思うのですがね……? この辺はなんとか編集してがんばってほしかったです(コロンビア COCO70996-97)。◆

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