第0095日目 〈民数記第11章1/2:〈うずら〉&民数記第12章:〈ミリアムとアロン〉〉 [民数記]

 民数記第11章で残していた小見出しについてのノートです。
 民の不満に端を発した主の怒りが描写されます。

 11:31-34〈うずら〉
 風が海からウズラを運んで来、宿営のまわりに積み重ねられる。民は終日終夜これを蓄え、食べた。
 主は怒って疫病を流行らせ、不埒な民を一掃した。その地はキブロト・ハタアワ(貪欲の墓)と呼ばれた。



 では、民数記第12章に入りましょう。

 11:35,12:1-16〈ミリアムとアロン〉
(11:35 民はキブロト・ハタアワを発ってハツェロトへ至る。その地での出来事である。)
 ミリアム(出15:20-21,モーセたちがエジプトを脱出した際、葦の海[紅海]で神を讃美する歌を歌った。女予言者でアロンの姉。即ちモーセの姉)とアロンが、モーセが旧主人の女性を妻にしている、と咎める。
 次いで、主の依り代たるモーセの役割に嫉妬し、侮辱の言葉を投げる。
 それを聞いた主はミリアムとアロン、モーセを臨在の幕屋の前に呼び立て、アロンとミリアムに語りかける。
 「あなたたちは何故、畏れもせず、私の僕(しもべ)モーセを非難するのか。」(民12:8)
 これは、主の怒りの言葉である。
 ミリアムはたちまち重い皮膚病にかかり、救済の願いもむなしく、規定に則って隔離された。
 その後、民はハツェロトを発ち、バランの荒れ野を目指した。

 民の心、特に祭司たちの心がモーセから離れ、主へ猜疑の目を向けるようになったのを、露骨に示した章といえましょう。 
 こうして民は信仰を徐々に失い、結束がゆるんでゆき、やがてカナン侵攻の大きな妨げになってゆくのでした。



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