第0114日目 〈民数記第32章:〈ルベン族とガド族の土地〉〉 [民数記]

 民数記第32章です。
 ミディアン侵攻、カナン侵攻を進めるイスラエルの共同体のなかで、実はこんなことが起こっていました、という章です。

 民32:1-42〈ルベン族とガド族の土地〉
 侵攻するイスラエル軍のうち、ガド族とルベン族は、他の部族のようにヨルダン川の向こうに嗣業の土地を持つ気はなかった。なぜなら、いま自分たちのいる土地が、家畜を育てるのに適した土地だったからである。
 彼らの願いを耳にしたモーセは怒るが、ガド族とルベン族の忠義に折れて、侵攻後はこの日へ戻ることを許した。斯くして彼らには、ヨルダン川流域にあったシホン王とオグ王の旧領とその周辺の土地が与えられた。
 やがてカナン侵攻があった。勇猛に活躍したガド族とルベン族はその後、件の土地へ帰って妻子を養い守り、家畜を育てた。

 ガド族とルベン族の人々を説得する際、モーセは「あなたたちの先祖が主の与える土地へ入るのを拒んで、荒れ野を40年さまようことになった」(民32:8-13)といった。
 これは民数記第14章第29-33節での一件を踏まえた言葉です。
 (参照:第0097日目)



 そういえば、サイゴン(現:ホーチミン)で観たオバマ米大統領の就任式の映像に、意外にヴェトナム人はクールな反応だったなぁ。……戦争終結時のあの有名な写真━━アメリカ大使館の屋上から、最後のヘリコプターが飛び立たんとしているあの写真━━が、なぜかオーヴァーラップして仕方なかった。確かにね、あの国に行ってみると、アメリカが勝てなかった理由がわかるよ。◆

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