第0115日目 〈民数記第33章:〈エジプトを出てからの旅程〉&〈ヨルダン川を渡るにあたっての命令〉withヴェトナムから帰国したあとで思うこと。〉 [民数記]

 民数記第33章です。
 これまで「出エジプト記」、「レビ記」、「民数記」と読み進めてきました。この章では上記三書のなかでイスラエルの民がどのような行程を歩んできたか、が淡々と記されております。
 読書に使っている新共同訳なら巻末地図でおおよそのコースはわかるのですが、ここまで細述されているとお手上げです。幸い、聖書地図の類が出版されていますから、図書館を利用するなり本屋で立ち読みするなりしてもいいのかな、と思う次第であります。

 民33:1-49〈エジプトを出てからの旅程〉
 彼らの移動過程を、ポイントだけ挙げて記すとこうなる。
 ラメセス(エジプト出立)-ピ・ハヒロト-葦の海を渡る-マナ-シンの荒れ野-シナイの荒れ野(シナイ山。十戒、献げ物、細則の規定など)-ハツェロト-ツィンの荒れ野/カデシュ-ホル山(アロン死亡)-イイエ・アバリム[モアブ国境]-アバリム山-ヨルダン川流域エリコ近郊のモアブ平原(ミディアン侵攻)
 以上。

 民33:50-56〈ヨルダン川を渡るにあたっての命令〉
 ヨルダン川を渡ってカナンへ進出、入植する際の命令である。
 主はモーセにいった。
 入植前にカナンの民をその土地から一人残さず放逐せよ、と。一人でも残せば、民は彼らによって討たれるだろうから。
 得た土地は、氏族ごとにくじ引きで分配せよ。氏族の人数の多少と嗣業の土地の広さは比例する。


 事実上、民数記全体を結ぶ章と考えて差し支えないでしょう。続く第34-36章はエピローグと位置づけるのが無難かと思います。



 ヴェトナムでいろいろ考えた。想いもした。
 北欧の係留とは久遠に縁切れ(昨夏)し、小説の執筆も順調だ。
 幸い定収入を得られる仕事も決まった。
 あとは、んんー、おぐゆーさんのことだけが、いまでも心の奥底に、澱のように溜まっている。これって蒸留される想いなのかな。……。

 なんてことを、ストリート・チルドレンの姿が減ったサイゴンの街角で、考えた。もちろん、帰ってきてからもね。◆

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