第0161日目2/2 〈申命記第27章:〈石に掟を書き記せ〉&〈呪いの掟〉〉 [申命記]

 申命記第27章です。

 申27:1-8〈石に掟を書き記せ〉
 主はモーセを通して民にいう。
 ヨルダン川を渡りカナンの地へ入るとき、大きな石に漆喰を塗り、律法の言葉を書き記せ。然るにそれをエバル山へ立て、自然石の祭壇を築き、焼き尽くす献げ物をささげよ。和解の献げ物を屠って主の御前で喜び祝え。

 申27:9-26〈呪いの掟〉
 モーセは斯く命じる。
 シメオン、レビ、イサカル、ヨセフ、ベニヤミンの六部族は、民を祝福するためにゲリジム山へ立て。
 ルベン、ガド、アシェル、ゼブルン、ダン、ナフタリの六部族は、民を呪うためにエバル山へ立て。

 レビ人は各部族を前に、以下を大声で宣言せよ。
 ・偶像を造り、崇める者は呪われる。
 ・両親を軽んずる者は呪われる。
 ・隣人との地境を動かす者は呪われる。
 ・盲人を道に迷わす者は呪われる。
 ・寄留者、孤児、寡婦の権利を歪める者は呪われる。
 ・近親姦を犯した者は呪われる。
 ・隣人を殺める者は呪われる。
 ・賄賂を取り他人を殺め、罪なき人の血を流した者は呪われる。
 ◎これら律法の言葉を守り行わない者よ、汝らは呪われてしまえ。
 以上の言葉に続いて、民は「アーメン」といわなくてはならない。それは「確かに」という意味である。

 ゲリジム山とエバル山は、既に申命記第11章で出ていました(申11:29-30)。ゲリジム山には祝福を置き、エバル山には呪いを置く、と。
 「この二つの山は、ヨルダン川の西のアラバに住むカナン人の領内を貫く街道の、更に西方にあって、ギルガルの前方、モレの樫の木の近くにある。」(申11:30)
 地理についてもう少しいうと、二つの山は、ヨルダン川と地中海沿岸のほぼ中央、塩の海(死海)とガレリヤ湖のほぼ中央の山間部に、北と南に向かい合うようにあり、谷間にはシケムの町があります。なお、エバル山の標高は940メートル、ゲリジム山の標高は881メートルの由。

 第27章は、十戒を基とした律法への服従を求めた章であります。即ち、主の命じる「民よ、我が掟と戒めを行え。我が言葉へ聞き従え」に、民は忠実であれ、という主旨でしょう。



 小説を書く。哀しい恋物語のはずが、流れはいつしか違う方向へ彷徨を始め……。◆

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