第0200日目 〈ヨシュア記第16章:〈ヨセフの一族〉&〈エフライム〉〉 [ヨシュア記]

 ヨシュア記第16章です。

 ヨシュ16:1-3〈ヨセフの一族〉
 ヨセフにはマナセとエフライムという二人の息子がいた。それぞれに嗣業の土地が与えられた。彼らの土地はヨルダン川東岸地方に広がり、北はヨシュ19:10-31で詳述されるゼブルン、イサカル、アシェル族の南の境界に接し、南はヨシュ18:11-28のベニヤミン族、ヨシュ19:40-48のダン族の北の境界に接する。
 丘陵地帯の中央がエフライムとマナセに与えられた嗣業の土地である。

 ヨシュ16:4-10〈エフライム〉
 中央の丘陵地帯の南側がエフライムに与えられた。
 東と北の境界線は次のように引かれる。川の東岸の一ヶ所を起点として、祝福が置かれたゲリジム山(申11:19)のふもとのシケムの町を目指し、そこから西方向へ大海に向けてゆるやかな弧を描く。こうして引かれた線が、東と北の境界線である。
 南の境界線は次のように引かれる。川の東岸の同じ一ヶ所を起点として、ベテルの町の南方を通ってやや急な左上がりの線を描き、やがて大海に至る。こうして引かれた線が、南の境界線である。
 西の境界線は北と南の境界線の西端を結んだ海岸線である。
 他にも、マナセ族の土地のなかにもエフライム族の町がある。
 また、エフライム族はゲゼルに住むカナン人を完全に駆逐することはできず、彼らを強制労働に服させている。

 聖書に出て来る地名は必ずしも一つの名前のみを持つわけではない。その単純な事実を念頭に置いておくと、案外頭を悩ませないで済むかもしれません。
 むろん古代の書物に記された地名ゆえ、後の「ゲリロト」と「ギルガル」の如く、絶対的なイコールで結んでよいか否か、学者や教会の人々の意見が割れる場合もあるようですが。
 でも、わたくしたちは(すくなくともさんさんか自身は)そんなことに拘泥する必要もないでしょう。取り敢えずは素直に味わえばよい。目の前に出されたままで、そこに書かれた記述を丸ごかしに噛み砕いてゆけばよい。疑念が生じたら他の訳や事典や概説書を繙いて納得ゆくまで調べればよい。そう思うております。



 性懲りもなくCSで放送中の『ブレード・ランナー』を観る。いまはリドリー・スコット監督によるディレクターズ・カット版を放送中。◆

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