第0205日目 〈ヨシュア記第21章:〈レビ人の町〉〉 [ヨシュア記]

 ヨシュア記第21章です。
 民数記第35章へ目を通してから本章を読むと良いでしょう。

 ヨシュ21:1-45〈レビ人の町〉
 「主は、わたしたちに住む町と家畜の放牧地を与えるよう、モーセを通してお命じになりました。」(ヨシュ21:1-2)
 「嗣業として所有する土地の一部をレビ人に与えて、彼らが住む町とし、その町の周辺の放牧地をレビ人に与えなさい。町は彼らの住む所、放牧地は彼らの家畜とその群れ、その他すべての動物のためである。/レビ人に与える町の放牧地は、町の城壁から外側に向かって周囲千アンマとする。」(民35:2-4)

 斯くしてそれは与えられた。

 ○レビ人のケハトの諸氏族、祭司アロンの子孫に与えられた町(全部で13)
 ユダ族とシメオン族からは、逃れの町であるユダの山地のキルヤト・アルバ即ちヘブロン、リブナ、ヤティル、エシュテモア、ホロン、デビル、アシャン、ユタ、ベト・シェメシュ。合計9つの町とその周辺の放牧地。
 ベニヤミン族からはギブオン、ゲバ、アナトト、アルモン。合計4つの町とその周辺の放牧地。

 ○ケハトの諸氏族で残りのレビ人に与えられた町(全部で10)
 エフライム族からは逃れの町シケム、ゲゼル、キブツァイム、ベト・ホロン。合計4つの町とその周辺の放牧地。
 ダン族からはエルテケ、ギベトン、アヤロン、ガト・リモン。合計4つの町とその周辺の放牧地。
 マナセの半部族(カナン)からはタナク、イブレアム。合計2つの町とその周辺の放牧地。

 ○レビ人の一氏族、ゲルションの人々に与えられた町(全部で13)
 マナセの半部族(ヨルダン川東岸)からは高地バシャンのゴラン、ベエシュテラ。合計2つの町とその周辺の放牧地。
 イサカル族からはキシュヨン、ダベラト、ヤルムト、エン・ガニム。合計4つの町とその周辺の放牧地。
 アシュル族からはミシュアル、アブドン、ヘルカト、レホブ。合計4つの町とその周辺の放牧地。
 ナフタリ族からは逃れの町ガリラヤのケデシュ、ハモト・ドル、カルタン。合計3つの町とその周辺の放牧地。

 ○レビ人の一氏族、メラリの人々へ与えられた町(全部で12)
 ゼブルン族からはヨクネアム、カルタ、リモナ、ナハラル。合計4つの町とその周辺の放牧地。
 ルベン族からは逃れの町ベツェル、ヤハツ、ケデモト、メファアト。合計4つの町とその周辺の放牧地。
 ガド族からは逃れの町ギレアドのラモト、マハナイム、ヘシュボン、ヤゼル。合計4つの町とその周辺の放牧地。

以上6つの逃れの町すべてを含む48の町とその周辺1,000アンマの放牧地が、レビ人へ与えられた。

 「主が先祖に誓われた土地をことごとくイスラエルに与えられたので、彼らはそこを手に入れ、そこに住んだ。主はまた、先祖に誓われた通り、彼らの周囲を安らかに住めるようにされたので、彼らに立ちはだかる敵は一人もなくなった。主は敵を一人残らず彼らの手に渡された。主がイスラエルの家に告げられた恵みの約束は何一つたがわず、すべて実現した。」(ヨシュ21:43-45)

 これでヨルダン川東岸とカナンの土地配分は終わります。各部族、ヨシュアへの配分、逃れの町の建設、レビ人の町の付与。この順番こそが一連の章のキモであります。



 昨夜、眠れぬままに『グレート・ギャツビー』を読了。切ない……なんと侘びしいのだろう。胸を締めつけられるような思いがする。近日中に再読予定。
 いつかギャツビーとデイジーのように、わたくしとあの人もなるのかもしれない。そんなの嫌だけど……。ジェイ・ギャツビーとは、嗚呼、わたくしのことか?
 過去に読み漁ってきたうちで、こうも親近感を感じた小説の登場人物はなかったように思う(作者に感じたことはあったけれど━━エミリ・ブロンテとH.P.ラヴクラフト、藤原定家と上田秋成━━)。そんな意味でも、特別な小説だ。
 生きてめぐりあえたことに、「サンキャー」といおう。◆

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