第0247日目 〈ルツ記第1章:〈残されたナオミ〉、〈ルツの決意〉&〈うつろな帰国〉〉 [ルツ記]

 ルツ記第1章です。

 ルツ1:1-7 1/2〈残されたナオミ〉
 ユダのベツレヘム出身のエフラタ族のエリメレクが妻ナオミと二人の息子マフロンとキルヨンを連れて、塩の海の向こうのモアブへ移住した。しかし、その地でまずエリメレクが死に、次いでマフロンとキルヨンがみまかった。
 ナオミは嘆き悲しみ、息子の嫁二人即ちオルパとルツを伴って、ベツレヘムへと帰還の途に就いた。

 ルツ1:7 2/2-19 1/2〈ルツの決意〉
 ベツレヘムへの途上でナオミは嫁たちに、自分たちの国へ帰りなさい、と諭した。
 「どうしてついて来るのですか。あなたたちの夫になるような子供がわたしの胎内にまだいるとでも思っているのですか。(中略)あなたたちよりもわたしの方がはるかにつらいのです。主の御手がわたしに下されたのですから。」(ルツ1:11,13)
 オルパは去った。ルツ一人がナオミについて、ベツレヘムへ向かった。

 ルツ1:19 2/2-22〈うつろな帰国〉
 ナオミはベツレヘムへ帰郷した。女たちは二人を見てどよめき、声をかけた。
 ナオミはいった、私をナオミ(快い)と呼ばないでくれ、と。夫と息子二人をモアブで失った私をナオミと呼ばないでくれ、と。
 「主がわたしを悩ませ/全能者がわたしを不幸に落とされたのに。」(ルツ1:21)
 ナオミとルツがベツレヘムへ到着したのは、ちょうど大麦の刈り入れが始まる頃だった。

 荒れ狂う士師の時代、ナオミという一心に人生を生きた女がおりました。
 荒れ狂う士師の時代、ルツという姑と神への愛に真心を傾けた女がおりました。
 彼女らの生涯の数場面を物語る、短くも印象深い物語が、このルツ記です。



 新しい小説は、ゆるやかに進行中。いろいろ新しいことを試してみたくて……。
 ドラマみたいに毎回クリフハンガーを仕掛けられればいいな、と企てております。◆

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