第0286日目 〈サムエル記上第17章1/2:〈ダビデとゴリアト〉1/2〉 [サムエル記・上]

 サムエル記上第17章1/2です。

 サム上17(1/2):1-40〈ダビデとゴリアト〉1/2
 ペリシテとイスラエルは再び激突した(サム上14:47参照)。
 ペリシテ軍はユダのそこに集結後、エフェス・ダミムに陣を敷いた。一方でサウルとイスラエル軍はエラの谷に陣を敷いた。
 ペリシテに陣営からゴリアトという、体躯堂々たる戦士が進み出て、イスラエルに代表戦士を出して自分と戦え、と叫んだ。負けた側は相手の奴隷となる、とも。イスラエルはこれを聞いて、怯えた。それは40日続いた。
 そのころ、ダビデが父の命令で、戦場に出ていた兄たちの安否を確かめるため、食糧を持参してイスラエル軍の陣営を訪ねていた。彼が、ゴリアトの申し出を訊いたのは、そのときであった。
 ダビデは近くの兵に、ゴリアトを倒したら何をしてもらえるのか、と訊ねた。兄は諫めたが、末弟はあしらった。ダビデの言はサウルへもたらされ、王は少年を召した。
 サウルを前にダビデはいった、父の羊を奪う獅子や熊の手から自分を守ってくれた主は、あのペリシテ人の手からも守ってくれるに違いありません、と。
 感心したサウルは自分の武具を纏わせたが、ダビデは動きにくいし馴れていないから、と拒み、羊飼いの持つ杖と石五個と石投げ用の紐だけをもって、ペリシテ人ゴリアトのところへ歩いていった。

 補足です。
 “代表戦士”とは、敵味方それぞれの陣営を代表して一騎打ちを行う者のことをいいます。それは、日本人には容易に想像しうる光景だと思います。
 明日のサム上17(2/2):41-58では、ダビデとゴリアトの一騎打ちの顛末をお伝えできるでしょう。



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