第0291日目 〈サムエル記上第21章:〈アヒメレクのもとでのダビデ〉〉 [サムエル記・上]

 サムエル記上第21章です。

 サム上21:1-16〈アヒメレクのもとでのダビデ〉
 サウルの許から逃れたダビデは、エルサレム北北東約5キロにあるノブの町へ足を向けた。そこにはアヒトブの子で祭司アヒメレクがいた。
 アヒメレクはダビデが一人なのを不審に思ったが、ダビデが王の特命によって単独行動している旨いうので、それを信じた。そしてダビデの求めるままに、聖別されて主の御前に供えられていたパン5個と、かつてペリシテ人ゴリアトが使っていた剣を与えた。
 が、ノブにはサウルの家臣の一人、エドム人ドエグという牧者のつわものがいた……。
 ダビデはノブを去って、ペリシテ領へ入った。ガトの王アキシュの許へ行ったが、その家臣たちが囃すので、そこへ留まるのを恐れた。そこで狂人のフリをして、その地を去った。

 ノブの町とは、サム上4にて悲劇に見舞われたシロの町(神の箱が奪われた、祭司エリ[預言者サムエルの育ての親]の死など)にいた祭司たちが移住した町、とのこと。
 なお、本章からしばらく続くダビデ彷徨。そのルート図が岩波Ⅴ『サムエル記』P133にあります。ご参照したい向きはどうぞ……。
 ここでカメオ出演したエドム人ドエグは、次章サム上22で密告役を担います。



 三浦しをん『星間商事株式会社社史編纂室』(筑摩書房)を読了しました。小難しいことはいいません。普段なら2,3日ぐらいかけてじっくり読むところが、頁を繙くや読み止められず、そのまま時計の針が翌日になるのを無視して耽読した、その充実感と「面白かったなぁ」を胸に仕舞ってぐってり朝まで眠りこんだ、といえば、だいたいお察しいただけましょうか?
 機会があればちゃんと、書評という名の感想文を認めたい、と思っています。◆

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