第0321日目 〈サムエル記下第8章:〈ダビデの戦果〉&〈ダビデの重臣たち〉〉 [サムエル記・下]
サムエル記下第8章です。
サム下8:1-14〈ダビデの戦果〉
イスラエルとユダの統一国家の王となったダビデは、周囲の敵対していた者たちへ戦いを挑んだ。
ペリシテ人を討って彼らからメテグ・アンマ(腕尺の手綱イ。未詳)を奪った。
モアブ人を残酷な形で討ち、隷属させて貢ぎ物をさせた。
ツォバの王レホブの子ハダドエルとその援軍ダマスコのアラム人を討った。ツォバは現シリア南部に勢力を伸ばしたアラム人である(サム上14:47)。
他、アンモン人、アマレク人、塩の谷にてエドム人を討った。
戦いを挑んでダビデはことごとく勝った。
敵からは多くの戦利品を得てエルサレムへ運んだ。また、ダマスコのアラム人とエドム人に対しては守備隊を置いた。
モアブ人への仕打ちはどうにも解せません。
かつてダビデは両親をモアブの王にあずけた過去があります。また、「ルツ記」までさかのぼれば、ルツを介してダビデとモアブ人が近しい関係にあることが思い出されます。そんなモアブ人になぜダビデは斯くも残酷な仕打ちをしたのか?
語られなかった歴史の陰で両者の関係が悪化する出来事があったとしか考えられません。それはもしかすると、ダビデの両親が深く関与していたのかも、と想像するのは、あながち間違ってもいないと思います。
サム下14:15-18〈ダビデの重臣たち〉
ダビデの重臣たちの名前と役職は以下の通りである。
1,ツェルヤの子ヨアブ:軍司令官
2,アヒルドの子ヨシャフト:補佐官
3,アヒトブの子ツァドク:祭司
4,アビアタルの子アヒメレク:祭司
5,セラヤ:書記官
6,ヨヤタの子ベナヤ:クレタ人とペレティ人の監視官
7,ダビデの息子たち:祭司
クレタ人もペレティ人もペリシテ人とは近親関係にある民で、ペリシテ人の別称ともされております。
アモス書9:7では主が、ペリシテ人をカフトルから(イスラエルの出エジプト同様に)連れ出した、という場面があります。カフトルとはクレタ地方を指し、即ちクレタ人・ペレティ人は地中海地方に祖を持つ民である、と考察されましょう。
彼らはやがてダビデの近衛部隊を編成します。
梁石日・三國連太郎をフューチャリングした『NHK知るを楽しむ 人生の歩き方』(日本放送出版協会)を手に入れ、会社近くのスタバで読む。目的は三國連太郎の方。この人の生き方、考え方は硬派だね。尊敬しております。映画『親鸞・白い道』を観たいです。◆
サム下8:1-14〈ダビデの戦果〉
イスラエルとユダの統一国家の王となったダビデは、周囲の敵対していた者たちへ戦いを挑んだ。
ペリシテ人を討って彼らからメテグ・アンマ(腕尺の手綱イ。未詳)を奪った。
モアブ人を残酷な形で討ち、隷属させて貢ぎ物をさせた。
ツォバの王レホブの子ハダドエルとその援軍ダマスコのアラム人を討った。ツォバは現シリア南部に勢力を伸ばしたアラム人である(サム上14:47)。
他、アンモン人、アマレク人、塩の谷にてエドム人を討った。
戦いを挑んでダビデはことごとく勝った。
敵からは多くの戦利品を得てエルサレムへ運んだ。また、ダマスコのアラム人とエドム人に対しては守備隊を置いた。
モアブ人への仕打ちはどうにも解せません。
かつてダビデは両親をモアブの王にあずけた過去があります。また、「ルツ記」までさかのぼれば、ルツを介してダビデとモアブ人が近しい関係にあることが思い出されます。そんなモアブ人になぜダビデは斯くも残酷な仕打ちをしたのか?
語られなかった歴史の陰で両者の関係が悪化する出来事があったとしか考えられません。それはもしかすると、ダビデの両親が深く関与していたのかも、と想像するのは、あながち間違ってもいないと思います。
サム下14:15-18〈ダビデの重臣たち〉
ダビデの重臣たちの名前と役職は以下の通りである。
1,ツェルヤの子ヨアブ:軍司令官
2,アヒルドの子ヨシャフト:補佐官
3,アヒトブの子ツァドク:祭司
4,アビアタルの子アヒメレク:祭司
5,セラヤ:書記官
6,ヨヤタの子ベナヤ:クレタ人とペレティ人の監視官
7,ダビデの息子たち:祭司
クレタ人もペレティ人もペリシテ人とは近親関係にある民で、ペリシテ人の別称ともされております。
アモス書9:7では主が、ペリシテ人をカフトルから(イスラエルの出エジプト同様に)連れ出した、という場面があります。カフトルとはクレタ地方を指し、即ちクレタ人・ペレティ人は地中海地方に祖を持つ民である、と考察されましょう。
彼らはやがてダビデの近衛部隊を編成します。
梁石日・三國連太郎をフューチャリングした『NHK知るを楽しむ 人生の歩き方』(日本放送出版協会)を手に入れ、会社近くのスタバで読む。目的は三國連太郎の方。この人の生き方、考え方は硬派だね。尊敬しております。映画『親鸞・白い道』を観たいです。◆
タグ:聖書 サムエル記下