第0335日目 〈サムエル記下第18章2/3:〈戦闘とアブサロムの死〉〉 [サムエル記・下]

 サムエル記下第18章2/3です。

 サム下18:6-18〈戦闘とアブサロムの死〉
 遂に戦いの火蓋が切って落とされた。両軍はエフライムの森で激突した。イスラエル軍は大敗を喫した。20,000人を失い、「戦いはその地の前面に広がり、その日密林の餌食になった者は剣が餌食にした者よりも多かった。」(サム下18:8)
 アブサロムも餌食になった一人だった。彼は樫の木の枝が絡まりあう下を通った際、そこへ頭を引っかけてしまって宙ぶらりんになった。そこをダビデの家臣に発見された。その知らせは将軍の一人ヨアブにもたらされた。
 ヨアブはその家臣に詰問した。なぜその場で打ち落とさなかったのか、と。家臣は答えて曰く、王が若者アブサロムを無事に守れ、手荒に扱うなというのをれらは聞いていたから、と。
 そこでヨアブが赴いた。まだ生きているアブサロムの心臓に3本の棒を突き刺した。大地に卸されたアブサロムを10人の従卒がそれぞれ打った。王の息子アブサロムは絶命した。イタイは森のなかの大穴へ投げこまれ、石を積みあげて塚が作られた。
 ヨアブは角笛を吹き鳴らした。戦闘は終わった。イスラエルの敗残兵は自分たちの天幕へ逃げ帰った。
 「アブサロムは生前、王の谷に自分のための石柱を立てていた。跡継ぎの息子がなく、名が絶えると思ったからで、この石柱に自分の名をつけていた。今日もアブサロムの碑と呼ばれている。」(サム下18:18)

 奢れる者は久しからず、盛者必衰の理をあらわす。正に、正に。



 機会あればA.シェーンベルクの《浄められた夜》に耳を傾ける日々。
 イメージの明確な映像化。それから一切自由の空へ羽ばたく想像。
 そして、この世への別れ━━。
 訣別。永別。……人が如何に表現しようとも。◆

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