第0373日目 〈列王記上第7章:〈宮殿の建築〉&〈神殿の備品の製作〉〉 [列王記・上]

 列王記上第7章です。

 王上7:1-12〈宮殿の建築〉
 13年の歳月をかけてソロモン王の宮殿は完成した。
 宮殿は「レバノンの森の家」と呼ばれ、45本の柱を持つ柱廊があり、また、裁きを行う場所として「王座の広間」と「裁きの広間」が設けられた。
 王の住居は宮殿の後ろに、妻としたファラオの娘のための住居も、同じ所に造られた。
 宮殿も住居も内部はレバノン杉でおおわれ、外壁と内壁、土台(基礎)、軒に至るまで、正確に加工された石材を用いて築かれた。
 大庭(おおにわ)の周囲には石材の列が3列、レバノン杉の列が1列据えられた。

 王上7:13-51〈神殿の備品の製作〉
 ソロモン王はティルスから王ヒラムを招いて、神殿の備品としておく青銅の器具の制作を依頼した。
 ヒラム王の母はナフタリ出身のイスラエル人であったが、父はティルス人で青銅工芸の職人だったからである。父のDNAを受け継いでヒラム王も「青銅にかけてはどんな仕事にも」(王上7:14)精通していたのである。
 ヒラム王が神殿のために青銅で制作した物は、以下の通りである。個々の詳述は避ける。
 01:頂きに百合の花を拵えた柱2本、
 02:鋳物の「海」(※1)と、それを支える12頭の牛像、
 03:10台の台車、
 04:10個の洗盤(台車に載せる)、
 05:十能、
 06:鉢、
 07:壺
 これらはヨルダンの低地(創10:10-)、粘土が豊富に採れるスコトとツァレタンの間の地域で製作された。
 「ソロモン王は、主の神殿で行われてきた仕事がすべて完了すると、父ダビデが聖別した物、銀、金、その他の祭具を運び入れ、主の神殿の宝物庫に納めた。」(王上7:51)

 ※1「鋳物の「海」」→水盤、盥(たらい)、水槽。主が海を支配した原始の大洋(創1:1)の象徴とも。図がティンデル『列王記』P130にある。原語「ヤム」。



 年に一度の楽しみ、空自の航空祭。今年は航空自衛隊浜松基地のエア・フェスタ2009へ行ってきました。
 雨が強まるばかりの空をアメリカからやって来たサンダーバーズが、気合いの曲芸飛行を披露。普段よりも低空で演技したので、ばっちり記憶と網膜に焼きつけてきました。〈負〉の意味で諸条件が重なり、写真は殆ど撮影できませんでした。もうちょっと天気が良ければ……。明日の三沢基地のショーは最高の天気で行われるんだろうなぁ。
 その後、浜松基地のカラーガードの演技を格納庫内で見、中部航空音楽隊の演奏を聴き、帰宅の途に。◆

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