第0390日目 〈列王記上第21章:〈ナボトのぶどう畑〉〉 [列王記・上]

 列王記上第21章です。

 王上21:1-29〈ナボトのぶどう畑〉
 対アラム戦が集結したあと、このようなことがあった。
 イズレエルにナボトという者がいて、サマリアの王宮のそばにぶどう畑を所有していた。アハブ王はそれを欲し、譲ってくれるよう頼んだ。が、ナボトはそれを拒んだ。先祖からの嗣業の土地を手放すことはできなかったのである。
 王は憤り、ふて寝した。理由を知った王妃イゼベルは奸計をめぐらせた。アハブ王の名と印でもって各地の長老と貴族経由でイスラエルに断食を布告したのである。ナボトは民のいちばん前に坐らされ、2人のならず者に監視された。ならず者どもはナボトが、神と王を呪った、と偽りの証言をした。ナボトは町の外に引き出され、石で打ち殺された。イゼベルの奸計は実行された。
 そのときである、主の言葉が預言者エリヤに臨んだ。ナボトを殺し、その所有物を己のものにしようとするアハブ王よ、犬の群れがナボトの血を舐めたと同じ場所で王の血を犬の群れが舐めるだろう、と。アハブの家の者はことごとく、一人の例外もなく滅び、妃イゼベルもイズレエルの塁壁の中で犬の群れの餌食になる、と。
 「アハブのように、主の目に悪とされることに身をゆだねた者はいなかった。彼は、その妻イゼベルに唆されたのである。彼は、主がイスラエルの人々の前から追い払われたアモリ人と同じように偶像に仕え、甚だしく忌まわしいことを行った。/アハブはこれらの言葉を聞くと、衣を裂き、粗布を身にまとって断食した、彼は粗布の上に横たわり、打ちひしがれて歩いた。」(王上21:25-27)
 エリヤは、アハブがへりくだったのを見て、彼が生きている間は災いを下すことをやめた。王の息子の代に災いを下すことにしたのである。

 ここでも災いの先送りがされました。
 王上21:27に衣を裂いて粗布を身にまとう、という記述がありますが、これはサム下1:1他にある典型的な喪に服す行為であります。これゆえにアハブ王は本心から改悛したのだ、と推測されます。だからこそ、エリヤも王の最期にまつわる裁きを順延したのでありましょう。



 「むかしは」なんて言葉は口にしない。おいらは「いま」を生きている。
 進むのだ、おぐゆーさんがこの世でいちばん好きなのだ。◆

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