第0463日目 〈歴代誌上第11章:〈ダビデ王の登場〉1/2with旧約聖書の高峰へ!〉 [歴代誌・上]

 歴代誌上第11章です。

 代上11:1-47〈ダビデ王の登場〉1/2
 サウルは戦場で死んだ。主がサムエルへ告げたのに従って、イスラエルの長老たちはエッサイの子ダビデに油を注ぎ、新たなイスラエルの王とした。
 ダビデ王はすべてのイスラエル人を伴って、エブスの町、即ちエルサレムへ上った。シオンの要害を陥落させ、町は開かれ、ダビデはそこに住んだ。ゆえにシオンは“ダビデの町”と称されるようになった。
 「ダビデは次第に勢力を増し、万軍の主は彼と共におられた。」(代上11:9)
 王には三勇士ヤショブアム、エルアザル、アブシャイを始めとする勇士たちがいた。「彼らはダビデの統治に協力し、イスラエルのすべての人々と共に、主がイスラエルに告げられたとおり、ダビデが王となるように尽力した。」(代上11:10)

 ダビデの即位からエルサレム入城までの並行箇所は、サム下2:2-5:10。
 本章では三勇士に続き、ダビデの勇士たちの名前が列記されますが、煩雑になるのを避けて省きました。
 ダビデの勇士たちを紹介する並行箇所は、サム下23:8-39。三勇士の頭は「ハクモニ人イシュバアル」ですが、本章では「(ハクモニ人)ヤショブアム」であります。むろん、共に同一人物です。斯様に名前に異同があるのは、それぞれの執筆者(記者)や編纂者が典拠とした資料に基づく錯簡である、と考えられます。例えば、「記・紀」で固有名詞の表記に異同が見受けられるのと同じです。
 実はノートにこんなことを書きました、「リストが列記されます。あなた方はそれを読みたいですか? 一人も飛ばさず記憶し、ホントに読むのですか?」と。いまもこの疑念を呈すのに躊躇いはないのですが、リストを声に出して読んでみると、意外にリズムがあって面白い、と思いました。朗読(音読)の効用とかいうつもりはないのですが、これは一つ、みなさんも試してみることをお奨めいたします。



 2010年の聖書読書ノート(ブログ)は「歴代誌・上」で幕を開けました。先を見渡すに、どうやら今年は「箴言」を終わらせられれば儲けモノ、といえそうです。なにしろ、本ブログは遂に、旧約聖書の中盤の高峰である「ヨブ記」と、質量共に他を圧するヴォリュームの「詩編」へ突入しますから……。
 今後は、「歴代誌・上」(29)→「歴代誌・下」(36)→「エズラ記」(10)→「ネヘミヤ記」(13)→「エステル記」(10)→「ヨブ記」(42)→「詩編」(150)→「箴言」(31)、と進んでゆきます。()内は章数。◆

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