第0520日目 〈歴代誌下第24章:〈ユダの王ヨアシュ〉〉 [歴代誌・下]

 歴代誌下第24章です。
 並行箇所は、王下12:1-22〈ユダの王ヨアシュ〉。

 代下24:1-17〈ユダの王ヨアシュ〉
 ヨアシュは7歳で即位し、祭司ヨヤダ存命中は主の目に正しいと映ることを行った。が、内心では不満をくすぶらせ、民の忠誠が専らヨヤダに向けられていた(代下24:4-14)ため、それは助長していった。
 やがてヨヤダが没してユダの諸王が眠るシオンに葬られると、ヨアシュはユダの高官たちの誘惑に乗って、先祖の神、主に背いた。アシェラと偶像に仕え、その「罪悪のゆえに、神の怒りがユダとエルサレムに下った。」(代下24:18)
 改心を促す努力が続けられた。が、ヨアシュは耳を傾けなかった。祭司ヨアシュの子ゼカルヤに神の言葉が降った。しかし王の命令によってゼカルヤは殺された。今際にゼカルヤはこういった、━━
 「主がこれをご覧になり、責任を追及してくださいますように。」(代下24:23)
 ……年が改まると、アラムの軍隊がユダにエルサレムに攻め上ってきた。主はアラムの手にユダを渡した。「こうして彼らはヨアシュに裁きを行った。」(代下24:24)
 アラムとの戦闘で重傷を負い、床に臥していたヨアシュ。彼は正しい家臣たちによって暗殺された。彼は“ダビデの町”シオンに埋葬されたけれども、諸王とは並べられなかった。ヨアシュは死ぬ40歳まで王位に在った。
 「ヨアシュの王子たち、王に向けられた数々の託宣、それに主の神殿の修復については、『列王の書の解説』に記されている。」(代下24:27)

 きっとヨアシュには、幼い頃から自分を庇護し、導いてきた祭司ヨヤダの存在が、日増しにうっとうしく感じてきていたのでしょうね。おまけに神殿修復を計画して自ら言葉を発しても誰も従わず、ヨヤダがいった途端に皆が働き始めたのを目の当たりにしては、尚更だったでありましょう。
 そう考えると、人間としては、可哀相で、不憫だな、と同情を隠せぬのも、また正直な感想なのであります。



 机の上に置く棚がほしい。もう辞書と資料でふさがれて、作業するスペースが狭くってならないのじゃ。あと、椅子も新しいのに替えたい。背中がマジ、痛いっす。◆

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