第0521日目 〈歴代誌下第25章:〈ユダの王アマツヤ〉〉 [歴代誌・下]

 歴代誌下第25章です。
 並行箇所は、王下14:1-20〈ユダの王アマツヤ〉

 代下25:1-28〈ユダの王アマツヤ〉
 アマツヤは25歳で即位し、主の目に正しいと映ることを行った。しかしそれは心からの行いでなかった。彼は父ヨアシュを暗殺した者たちを殺したが、その子らの命までは奪わなかった。モーセの律法の書に従ったからである。
 王はエドム討伐のため、軍を再編した。そのとき、銀100キカルでイスラエルの勇士10万人を雇った。が、神の人がやって来て王を諫めた、「イスラエルの軍隊を同行させてはなりません。主はイスラエルの者、すなわちどのエフライム人とも共においでにならないからです。」(代下25:7)
 斯様な次第でイスラエル兵はユダの軍から切り離された。大いに怒り、憤った彼らは、サマリアからベト・ホロンの間にあるユダの町々を荒らして帰った。
 ━━エドム討伐から帰ったアマツヤ王は、先祖の神、主に代わり、エドムの神々にひれ伏し、香を焚いた。
 「主はそのアマツヤに対して怒りに燃え、預言者を遣わされた。彼は王に言った。『あなたの手から自分の民を救えなかった神々を、どうしてあなたは求めるのか。』彼がこう告げているときに、アマツヤは言った。『お前を王の顧問にした覚えはない。もうよい。殺されてもよいのか。』預言者は語るのをやめたが、こう付け加えた。『あなたはこのような事を行い、またわたしの忠告も聞かない。それゆえ神は、あなたを亡ぼそうと決められたことが、分かりました。』」(代下25:15-16)
 こうして主に背く一方で、アマツヤは北王国イスラエルの王ヨアシュを、ユダと戦うよう挑発した。イスラエルはそれに乗らなかった。ヨアシュ)「なぜ挑発して災いを招き、あなただけでなく、ユダも一緒に倒れるようなことをするのか。」(代下25:19)
 それでもアマツヤは、イスラエルと一戦交えることを望んだ。それは、主の計らいであった。イスラエルはユダのベト・シェメシュで、アマツヤの軍を破り、王を捕らえてエルサレムに入り、略奪をし、自分たちの王都サマリアへ凱旋した。
 ……さて、王アマツヤが先祖の神、主に背いた時分から、エルサレムでは謀反が企てられていた。王は砦の町ラキシュへ逃れたが、遂にその地で殺害された。遺体はエルサレムへ運ばれ、「ユダの町に先祖と共に葬られた。」(代下25:28)
 54歳で崩御したアマツヤの事績は、初期のことも後期のことも、『ユダとイスラエルの列王の書』に記されている。

 モーセの律法の書の当該箇所は、申24:16「父は子のゆえに死に定められず、子は父のゆえに死に定められない。人は、それぞれ自分の罪のゆえに死に定められる。」であります。
 並行箇所では、単なる好戦的な王と印象あったアマツヤ。が、ここではイスラエルへの挑発は、エドムの神々を信じた故と読むことができます。<なにか>に感化された……? ちなみに、並行箇所でエドム討伐はこう記されています、「アマツヤは塩の谷で一万人のエドム人を討ち、セラを攻め落とし、その名をヨクテルと名付けた。こうしてこれは今日に至っている。」(王下14:7)



 雨が降っている今宵にいうのもなんですが、━━最近また暖かくなってきました。
 というわけで、月末になったら、春の風を浴びに鎌倉へ行こう。独り? むろんだ。◆

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