第0527日目 〈歴代誌下第31章:〈ヒゼキヤの改革〉〉 [歴代誌・下]

 歴代誌下第31章です。
 並行箇所は王下18:4-6〈ヒゼキヤの改革〉。

 代下31:1-21〈ヒゼキヤの改革〉
 民の信仰が主に立ち帰ると、彼らはユダの全土、ベニヤミン-エフライム-マナセの地から、主の信仰に背く偶像や聖なる高台を徹底的に排除した。こうしてから人々は皆、それぞれの家や所有地に帰っていった。
 続けて王は、祭司とレビ人を組分けし、各自が任務に従って献げ物をささげ、感謝し、讃美するよう定めた。王は自分の財産から自分の分として焼き尽くす献げ物を出した。
 民には主の律法に従って、様々な献納物や十分の一の献げ物を運びこませた。それらはレビ人の指導者コナンやとその兄弟シムイの下で、同じレビ人であるエヒエル、アザズヤ、ナハト、アサエル、エリモト、ヨザバド、エリエル、イスマクヤ、マハト、ベナヤが監督した。また、「レビ人イムナの子コレが神への随意の献げ物の責任を負い、主への献納物と神聖なる物を」(代下31:14)、エデンとミンヤミン、イエシュア、シェマヤ、アマルヤ、シェカンヤを指揮して分配した。
 「ヒゼキヤはユダの全土にこのように行い、自分の神、主の御前に良い事、正しい事、真実な事を行った。彼は神殿における奉仕について、また律法と戒めについて、神を求めて始めたすべての事業を、心を尽くして進め、成し遂げた。」(代下31:20-21)

 J.G.マコンヴィルは代下31の内容と重視すべき点を、端的にこう述べています。曰く、「騒乱がおさまると、ヒゼキヤは正しい基礎に立った定期的礼拝の再確立と、聖職者の定期的収入の備えへと、関心を向けている」(デイリー・スタディー・バイブル『歴代志』P367 新教出版社)と。
 歴代誌、殊に「下」に入ってからは、マコンヴィルの著書に理解を深めさせられたところが大きいです。恩恵を被ったところ大、と言い換えてもよいでしょう。
 これは、わたくしのようなキリスト者でない者が読んでも非常にわかりやすい、配慮の行き届いた丁寧な本です。むろん、歴代誌を読みこめば読みこむ程、この本がどれだけ行き届いたものであるか、よくわかってくるのでしょうが、残念ながらわたくしは、まだそこまで読書ができていないのが現実です。
 とはいえ、図書館などで見かけたら、一度手にされてみる事をお奨めします。



 ジャック・ドゥミが初めて長編映画を監督した『ローラ』(1960)を観ました。
 ラストに向けての展開は、ああフランス映画らしいな、と(ビールを飲みつつ)感じ入りました。◆

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