第0571日目 〈ネヘミヤ記第6章:〈敵の脅迫〉〉 [ネヘミヤ記]

 ネヘミヤ記第6章です。

 ネヘ6:1-19〈敵の脅迫〉
 城壁が9割方完成したと聞いたホロニ人サンバラトたちは、言葉巧みにわたしを、オノの谷にあるケフィリムへ誘ったが、その都度わたしはそれを断ったのだった。
 五度目の誘いのとき、彼らの使者の手には開封されたままの手紙があった。そこには、こんな噂が記されていたのである━━ユダは(ペルシアに)反逆を企て、汝ネヘミヤは新たなユダの王になろうとしている、と。この噂は間もなくペルシア王の耳にも入るだろう。だから善後策を相談しよう、と。わたしはその噂はすべて、あなた方サンバラトたちのでっちあげだ、と一蹴した。
 わたしはメヘタブエルの孫にしてデラヤの子シェマヤの家に行った。彼はわたしに偽りの預言をした。彼のホロニ人とアラブ人トビヤに買収されていたのだ。偽りの預言に従えば、彼らはわたしを辱められるからだった。
 さて、城壁は52日を費やしてエルルの月の25日に完成した。「わたしたちのすべての敵がそれを聞くに及んで、わたしたちの周囲にいる諸国の民も皆、恐れを抱き、自らの目に大いに面目を失った。わたしたちの神の助けによってこの工事がなされたのだということを悟ったからである。」(ネヘ6:16)
 その頃、ユダの貴族とアンモン州の長官トビヤの間では、頻繁に手紙のやり取りがされていた。互いに誓約を交わす関係だったからだ。トビヤとユダの貴族には姻戚関係が結ばれていた。やがてトビヤは、わたしに脅迫の手紙を寄越した。

 〈脅迫〉の語は二重の意味を含んでいる、と、おわかりいただけましょうか。むろん深刻なのはトビヤの脅迫の手紙ですが、実はこれ以後、外敵の動静がネヘミヤ記で語られることは殆どありません。フェード・アウトしてゆくのです(!)。
 唯一、ネヘ13:5-9にて、祭司エルヤシブがトビヤのために祭司室を流用した、という事件と、ネヘ13:28にて、エルヤシブのひ孫がサンバラトの娘婿になっていたので(ユダヤ社会から)追放された、という記事がある程度であります。この辺は、ネヘ13にてまた取り挙げることとします。



 仕事帰りのスタバでノートを書いている。以前にもご報告した通りです。が、難点が二つ。不明箇所がある際、帰宅するまで「?」を付けておかねばならぬこと。また、理解がすぐには出来ずにいる箇所あれば、見切り発車でノートを進めなければならぬこと。
 そのために注釈書1冊でも持っていられれば至極便利だろうけれど、そうすると……重くなるんですよねぇ。鞄も代えなくちゃならないし。代えた鞄がロッカーに入るサイズでないとならないし。んー、悩みは連鎖反応を起こして、どんどん増幅してゆきます。◆

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