第0574日目 〈ネヘミヤ記第9章:〈罪の告白〉〉 [ネヘミヤ記]

 ネヘミヤ記第9章です。

 ネヘ9:1-37〈罪の告白〉
 同じ第7の月の24日。「イスラエルの血筋の者は異民族との関係を一切断ち、進み出て、自分たちの罪科と先祖の罪悪を告白した。彼らは自分の立場に立ち、その日の四分の一の時間は、彼らの神、主の律法の書を朗読して過ごし、その日の四分の一の時間は、彼らの神、主の前に向かって罪を告白し、ひれ伏していた。」(ネヘ9:2-3)
 そうしてレビ人の代表が神なる主に向かって大きく叫んだ。他のレビ人の代表が先祖の犯した罪を告白して現在の苦境を訴えた。が、32節にわたるこの告白分の最大のキモ(勘ドコロ)は、次の2つの引用文に尽きるというてよい。
 曰く、━━
 「あなたの民の皆が被ったその苦難のすべてを
  取るに足らないことと見捨てないでください。
  このすべては起こるべくして起こったのです。
  あなたは正しく行動されました。
  しかし、わたしたちはあなたに背いてしまいました。」(ネヘ9:32-33)
 「御覧ください、今日
  わたしたちは奴隷にされています。
  先祖に与えられたこの土地
  その実りと恵みを楽しむように
  与えられたこの土地にあって
  御覧ください
  わたしたちは奴隷にされています。
  この土地の豊かな産物も
  あなたがわたしたちの罪のためにお立てになった
  諸国の王のものとなり
  わたしたち自身も、家畜も
  この支配者たちの意のままに
  あしらわれているのです。
  わたしたちは大いなる苦境の中にあるのです。」(ネヘ9:36-37)

 帰還を果たしてもペルシアへ隷属することに変わりはない。
 “苦境”とは、ペルシアに払う税や貢ぎ物など重い負担を指し、かつ自治権はあっても民族国家として独立できないジレンマとフラストレーションが言わせた言葉。
 すなおに読むと、そう受け取られるのであります。



 ぼんやりした頭でディックを読む。なんだかこれが、とっても心地よい。酩酊から覚めかけたとき、ディックはとんでもなく強烈な印象を残すようだ。
 今日読んだ(再読含む)短編では「地図にない町」がいちばん良かった。そういえば、高校生の頃、設定がよく似た小説を書きかけたことがあったなぁ……◆

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