第0586日目 〈エステル記第7章&第8章1/2:〈ハマン、失脚する〉〉 [エステル記]

 エステル記第7章です。

 エス7:1-10 & エス8:1-2〈ハマン、失脚する〉
 2日目、エステル王妃主催の酒宴に王とハマンが招かれた。王が訊くのにエステルは斯く答えた。わたしの願いをかなえていただけるのなら、と、━━
 「私のために私の命と私の民族の命をお助けいただきとうございます。私と私の民族は取り引きされ、滅ぼされ、殺され、絶滅させられそうになっているのでございます。」(エス7:3-4)
 王が訊ねた、そんな企みを誰が、と。
 王妃は答えた、それはこのハマンでございます、と。
 ハマンは恐れおののいた。自分の計画が露見しているのを知ったからである。
 王は酒宴の場から去り、あとには王妃とハマンだけが残った。ハマンはこれを機に、王妃へ命乞いした。それがちょうど長椅子に王妃を組み臥した格好に映ったので、戻ってきた王はこれを誤解し、ハマン処刑を命じた。
 宦官ハルボナの進言により、以前モルデカイを吊す目的でハマンが立てた例の高さ50アンマの柱に、ハマンは吊されて息絶えた。因果応報というべきであろう。王の怒りはようやく収まった。
 その日、王はハマンの家をエステルに渡した。
 エステルはモルデカイとの間柄(続柄)を告白した。王はモルデカイをハマンの家の管理人に任命し、ハマンから取り戻した指輪をモルデカイに渡した。

 ユダヤ人絶滅を阻止した王妃エステルの、知恵と勇気と正義が結実してユダヤ人絶滅は辛くも免れました。哀れなるべし、大臣の頂点にあった男ハマン。
 些か奇異に、というか浮いた感じではありますが、このあと、ユダヤ人による自分たちの敵への報復(大虐殺)が描かれます。うーむ、ここまで……、と思うのは一人わたくしだけでしょうか?



 ドストエフスキー『悪霊』読了。
 明日の休みは晴れるだろうか。晴れたら買い物に出掛けたいのだが……。
 映画『ドン・ジョヴァンニ』も観に行きたいしなぁ。◆

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