第0643日目 〈ヨブ記第22章:〈ヨブと三人の友の議論 三〉1/6〉 [ヨブ記]

 ヨブ記第22章です。

 ヨブ22:1-30〈ヨブと三人の友の議論 三〉1/6
 テマン人エリファズによる第三回目の弁論、━━

 神の目に正しいと映るからとて、それが即ち神の利益となり、全能者の喜びとなるのだろうか。
 「あなたが神を畏れ敬っているのに/神があなたを責め/あなたを裁きの座に引き出されるだろうか。/あなたは甚だしく悪を行い/限りもなく不正を行ったのではないか。」(ヨブ22:4-5)
 「だからこそ/あなたの周りには至るところに罠があり/突然の恐れにあなたはおびえる。」(ヨブ22:10)

 君はいま、暗黒に閉ざされたなかに一人でいる。だから神を罵り疑い、神の目に悪と映ることを行う者を誤解するのだ。彼らの歩む道に気をつけよ。
 君はいま、かつてのような正常にして賢明な判断力を失っている。だから自分の不幸は不当だと主張し、あまつさえ神に挑戦しようとしているのだ。

「神に従い、神と和解しないさい。/そうすれば、あなたは幸せになるだろう。/神が口ずから授ける教えを受け/その言葉を心に納めなさい。/もし、全能者のもとに立ち帰り/あなたの天幕から不正を遠ざけるなら/あなたは元通りにしていただける。」(ヨブ22:21-23)



 改めてヨブ25で記しますが、〈議論 三〉は遠方より来たる3人の友による弁論の、最後のパートとなります。そのせいか、友の言葉はこれまで以上にダイレクトな調子に変化してゆきます。これまで、「神と和解せよ」なんてそのものズバリな台詞、ありましたか?
 ここで、引用こそしませんでしたけれど、読んでたちまち好きになってしまった一節がありますので、それをここでご紹介します。こんな一節です、━━
 「あなたが決意することは成就し/歩む道には光が輝くことだろう。」(ヨブ22:28)



 『論語』に「巧言令色少なし仁」という言葉がありますが、時々、「暴飲暴食少なし仁」と冗談めかすときがあります。事実、ちょっと食べ過ぎたりして日頃節制する枠を超えてしまって、腹に鉛のような重みを感じ足取りも鈍重である際に、自戒と自嘲をこめて口のなかで呟く台詞が、「暴飲暴食少なし仁」。
 今宵もそれを口にする日。ああ、ちょっと羽目を外すとすぐにこうだ。反省だ、反省。やれやれ、何だ彼だいっても、まだまだ人生は続く。ちったぁ、身に沁みろ、俺。OK?◆

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