第0658日目 〈ヨブ記第36章:〈エリフの言葉〉5/6〉 [ヨブ記]

 ヨブ記第36章です。

 ヨブ36:1-33〈エリフの言葉〉5/6
 もう少しだけ、語らせてほしい。
 神は全能で公平である。己に逆らう者を容赦なく討ち、従う者には正しい裁きを行う。諭しの言葉へ耳を傾け従うならば、残りの生涯を幸いのうちに過ごし、恵みを享受することになろう。耳を傾けることも従うこともないのなら、その者は愚か者のまま生涯を終え、命は死の川を渡ることになる。神の前に出ることはない。
 注意せよ、ヨブ、あなたはいま試されている。人々がその場で消え去らねばならぬ夜を求めるな。悪い行いへ顔を向けて暗黒面に引きずりこまれぬよう自らを戒めよ。あなたがいま試されているのは、自らこの苦難を克服せんとする気持ちを抱かせるためだ。なにものにも惑わされてはならない。

 「世の人は神の御業に讃美の歌をうたう。/あなたも心して、ほめたたえよ。」(ヨブ36:24)



 これまでの要約ともいえる章です。エリフはただヨブに、<自ら滅ぼされることを望むな>と伝えているのです。ヨブ36:15-21はエリフの弁論全6回のうちで中核を占めるメッセージといって差し支えないと思います。



 今日はちょっと趣向を変えて、ヨブ36からこの一節を。
 「苦難を経なければ、どんなに叫んでも/力を尽くしても、それは役に立たない。」(ヨブ36:19)
 これってどんな仕事でも、どんな生涯でも、当て嵌めることができると思う。心に留めておきたい句の一つです。
 苦難、か。逢えない歳月も<苦難>なのかな。この歳月を経れば、逢うことも夢もかなうのかな。◆

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