第0661日目 〈ヨブ記第39章:〈主なる神の言葉〉2/5〉 [ヨブ記]

 ヨブ記第39章です。

 ヨブ39:1-30〈主なる神の言葉〉2/5
 牝鹿が立ったまま出産する際の苦しみを、お前は知るのか。
 野生のロバはお前でなくわたしによって、自由を与えられ不毛の荒れ野を住み処とした。
 野牛がお前の指図に従って土地を開墾し、収穫物をお前に与えるとでもいうのか。
 分別も知恵も与えられなかった駝鳥だが、それでも走るときは誇らしくあり、馬と乗り手を見下す。
 その馬は戦場に於いて興奮して大地を蹴り、角笛を聞くや怯まず怖じけず戦士と共に進む。
 鷹が南の空へ飛び、鷲が岩場に住むのは、お前がそう教えたからか。
 空と海、地に住まうあらゆる動物の生の営みに、お前はどれだけ関与しているというのか。答えよ。



 「(鷲の)雛は血を飲むことを求め/死骸の傍らには必ずいる。」(ヨブ39:30)
 「箙(えびら)」(ヨブ39:23)とは、武士が背中に担いで弓矢を入れる筒のことであります。
 天地についての質問に続けて、今度は命の誕生から動物の生態や摂理にまつわる質問が出される。あんがい、こんなあたりに後の科学の誕生と発展の因子があったのかもしれません。
 砂嵐のなかからの神の言葉は、明日でクライマックスを迎えることになります。レビヤタン(ラハブ)とベヘモット。



 太宰治『惜別』を読了。最後の十頁程で恩師を思い出しました。一度お手紙して以来、ご無沙汰している。それが若き魯迅と藤野先生の姿に重なったのだ。昨日、録画しておいた狂言を観たのも原因しているかもしれない。
 次の休みに、必ず筆を執って無沙汰を詫びて観た狂言や能のことなど、久々に拙くもご報告しよう。
 明日からは『右大将実朝』です。◆

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