第0881日目 〈被災者、帰宅困難者のみな様へ。〉 [ウォーキング・トーク、シッティング・トーク]

 被災者、帰宅困難者のみな様へ。

 昨日3月11日14時46分、大きな地震がありました。どのような地震であったか、どんな災害をもたらしたか、それらについては既に報道されておりますので、ここで触れることは止めにしておきます。
 日中の出来事ということもあって、さんさんかの勤務する会社では一時業務が中断し、その後も復旧の目処が立たぬまま退社となりました。でも、遠地から出勤している方も多く、ご存知のように交通機関がすべて停まりJRに至っては当日中の運転再開を断念していたため、帰宅不能となった方も出て来てしまいました。
 さんさんかは幸いと徒歩で帰宅することが可能だったため、夜8時過ぎにエレベーターの停まったビルを、非常階段を使って外に出て地上に降り、歩いて帰ったのですが、思わず目を疑い、なんともいえぬ類の溜め息を洩らさざるを得ませんでした。
 ふだんなら閑散とした歩道を大量の人が埋め尽くしていたのです。花火のあと程に非道くはありませんでしたが、それでもこれだけの人が一様に途方に暮れた顔をして、或る人々は携帯電話で知る人の安否を確認したりしながら歩く様を見るのは、この災害が人々に与えた衝撃を大きさを物語るものである、と思いました。
 携帯電話も通じず、メールも届かない。地震と津波がもたらした被害を液晶画面越しに確認することはできても、肝心な<人>との接触を図ることができない。情報があふれる世界にいるのに情報過疎に陥る、というなんともつかぬパラドックス現象。歪(いびつ)な世界にわれらは生きているのだ、と痛感せざるを得ません。

 みなさん、知る人の無事は確認できましたでしょうか。
 ご両親やご家族、親戚、恋人、お友達。電話のなかなか通じぬなかで奇跡的に相手と話ができた方は読者諸兄のなかに、どれだけいらっしゃいますか? 全員、という答えをいただけるのを、さんさんかは心の底より希望しております。
 なによりも、みな様は被災されたり、帰宅困難になったりしていませんか? そうでないことを祈るばかりです。青森や岩手、宮城や福島、茨城や千葉にお住まいの読者のみな様、あなた方がご無事でおられることを信じています。
 おぐゆーさん、あなたはだいじょうぶでしたか? 連絡手段のないあなたが怪我もなくこの災害を乗り切った、と信じています。話すことはないかもしれないけれど、また元気な顔を見せてください。
 そうして、この度の地震と津波、或いは火事で、大切な方を失われたりされた方々に、心よりお悔やみ申しあげます。住む家をなくされたり、避難を余儀なくされて施設に入っていらっしゃる方々には、そばにいて、微力ながらも力になれたらいい、と思います。
 未だ余震続き予断を許さぬ状況ではありますが、心を強く保って、一緒に立ちあがりましょう。被災者のみなさん、あなた方は決して孤独ではない。われらは仲間です。共に手を取り合って、この困難に耐え抜き、打ち克ちましょう。

 さんさんかは<あなた>とあなたの<大切な人>の無事と健康をいつでも願っています。
 われらは必ず、いつだって<あなたのそば>にいる。◆

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