第0894日目 〈箴言第22章:〈名誉は多くの富よりも望ましく〉&〈賢人の言葉(一)〉withラヴクラフト『狂気の山脈にて』映画化? マジで??〉 [箴言]

 箴言第22章です。

 箴22:1-26〈名誉は多くの富よりも望ましく〉
 弱い者に施しを与え、悪を自分の道から遠ざける人は祝福を授けられた人。その人の唇から出る言葉には品位がある。品位と名誉は如何なる財産よりも価値があり、また、主を畏れて身を低くする人には自ずと富みも名誉も、命さえも従(つ)いてくる。茨と罠が前を塞ぐ曲がった道には近寄ることがなく、それがために自分の魂をも守るのだ。
 「若者を歩むべき道の初めに教育せよ。/年老いてもそこからそれることがないであろう。」(箴22:6)
 「若者の心には無知がつきもの。/これを遠ざけるのは諭しの無知。」(箴22:15)

 箴22:17-29〈賢人の言葉(一)〉
 諸人よ、わが言葉を聞き、その腹へ納めて唇に備えよ。やがて、あなたが主に信頼を置く者となるように。
 悪に染まった者とはわずかの関わりも持つな。奴らとの結び付きは身を滅ぼす原因となるから。先祖からの嗣業を変更したり、踏みにじったりしてはならない。誰かの負債の保証もしてはならない。その行いは道の果ての滅びに至るから。
 「弱い人を搾取するな、弱いのをよいことにして。/貧しい人を城門で踏みにじってはならない。/主は彼らに代わって争い/彼らの命を奪う者の命を、奪われるであろう。」(箴22:22-23)
 ※ここから箴24:22まで〈賢人の言葉(一)〉。

 ○前章、箴21と対を成す章。神に逆らう者や悪へ欲望を注ぐ者、欺く者や怠け者の姿を、言葉を連ねて執拗に炙り出した箴21に対して、神に従い悪から離れて道を歩む者、正直で勤勉、慈善に励む人の姿が、言葉を重ねて書き連ねられている箴22である。(箴10から始まった)「ソロモンの格言集」第二巻もいよいよ終着に近附いてきたことを予感させる章でもあろう。
 読んでいて非常に心清められる。まずはここだけ読んでいてもじゅうぶんに足りるだけの内容に満つ、と述べてよいと思う。
 一方で箴22:17から始まる〈賢人の言葉〉は、これまで「ソロモンの格言集」で語られた箴言を踏まえて展開される内容、という感想を持っている。もう少し言葉は明快であろうか。明日から2日間、〈賢人の言葉〉を読んでゆこう。



 余談ながら、H.P.ラヴクラフトの長編『狂気の山脈にて』が映画化されるらしい。昨日、スタバで雨宿りする前に寄った書店に平積みされていた、これの新訳(!?)・単行本の帯でその一報を知った。
 なんでも、ジェームズ・キャメロンが製作に関与しているとか……やれやれ、どんな腐抜けた映画になることやら。間違っても3Dをウリにするような勘違い映画にはしてくれるなよ?◆

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