第1031日目 〈イザヤ書第48章:〈預言の成就〉withもう、二度とあの喫茶店には行きません。〉 [イザヤ書]

 イザヤ書第48章です。

 イザ48:1-11〈預言の成就〉
 イスラエルの名を以て呼ばれる者、わが創造せし嗣業の民よ。わたしはむかしからあなたたちへ襲いかかる災厄を告げてきた。そうしていま、突然わたしは事を起こし、人を介して告げてきた預言を成就させた。ずっと告げ続けてきたのだ、それらの言葉を検証すれば、いま自分たちを見舞っている災厄についても自ずと知ることができたはずだ。
 わたしはこれから新しいことを告げよう。お前たちの誰も聞いたことのない事柄を。お前たちの誰一人として、そんなのは前から知っていた、ということのできない事柄を。「わたし自身のために、わたし自身のために/わたしは事を起こす。/わたしの栄光が汚されてよいであろうか。/わたしはそれをほかの者には与えない。」(イザ48:11)
 ヤコブよ、わが嗣業の民よ、耳を傾けよ。わたしはかれを呼び、かれの為すべき仕事を達成させる。主の愛する者が主の御旨をバビロンに対して行い、主の御腕となる者が主の御旨をカルデア人に行う。事が起きるとき、常にわたしはそばにいる。
 イスラエルの聖なる神、あなたたちを贖う主は斯くいう。わたしは、あなたを教え導いて正しい道を生かせる。わたしの戒めに耳を傾けるなら、あなたの平和は大河のように悠然とし、あなたの子孫は海浜の真砂のように数えきれぬ程に増えてゆき、その名はわたしの前から断たれることも、滅ぼされることもない。イスラエルの聖なる神、あなたたちを贖う主はそういった。
 「バビロンを出よ、カルデアを逃げ去るがよい。/喜びの声をもって告げ知らせ/地の果てまで響かせ、届かせよ。/主は僕ヤコブを贖われた、と言え。/主が彼らを導いて地を行かせるときも/彼らは渇くことがない。/主は彼らのために岩から水を流れ出させる。/岩は裂け、水がほとばしる。/神に逆らう者に平和はない、と主はいわれる。」(イザ48:20-22)

 どれだけ裏切られても自分の民を絶滅させなかった主の心情が覗ける章。だからこそ主はそれでもなおかれらを祝福し、末の繁栄を約束してくれる。なんとなれば昔、ヤコブ/イスラエルと結んだ契約と愛のゆえに。どれだけ背きを(特に王国が南北に分裂したとき)重ねても、それがあったからこそ嗣業の民を生き存えさせてきた。考えようによっては主なる神の時間感覚を推し量ることもできそうな一章であります。
 また、自らの意志を汲ませた者を派遣し、バビロン/カルデアを滅ぼす、かれらは喜びの声をもって主の御力を讃え、主が自分の民に対して贖った旨を諸国に告げて廻る、と言う主の言葉に、幾許かと雖も戦慄を覚えたことを白状します。痛みを伴って礼讃する。その行為にふと、以前観たドキュメンタリー映画のなかの残虐な光景を想起してしまうのだ。
 引用したイザ48:20-22は出エジプトを踏まえていますが、これが第二の出エジプトと感じさせるのは、知る者には当然の連想であったことでありましょう。



 もう、二度とあの喫茶店には行きません。横浜線某駅近くにある、SKE48と同じ政令指定都市に本拠を持ち、喫茶店事業を展開している会社のFC店。
 ブレンドコーヒーの味は悪くない。さすがに拘っているだけある。初めて入る喫茶店ではブレンドを頼んでみよ、そうすればその店を判断することが可能だ。ここは悪くなかった。加えて、併せて注文したハンバーガーもぴりっ、とマスタードを効かせたソースがけっこう舌に合い、ハンバーグもなかなかの美味で、こりゃ悪くないな、嵐山歩鳥嬢の台詞を拝借すれば「ウンメ、これめっちゃウマ!」というところだ。
 店内も開放的で木の内装なんだか具合良く落ち着いて、天井が高くて無粋に天井板など張っていないところが好感を持てて、まあ要するに居心地が良かったのだけれど……帰り際、レジでの会計がとっても、マックスで非道かった。ここまで非道いと逆に言葉を失って感心する。
 つまり、880円の会計に対して財布から、畳まれた千円札を出してそれを広げてトレイに置こうとした、と、ユウザ○なる女性店員が広げている途中の千円札をむしり取るように摑み取って「千円札からで宜しいですか!?」と曰い、釣り銭も放り投げるように寄越したのだ。こんな店が繁盛する理由がまったくわかりません。広い店内には器の小さな店員がお似合いのようで……。まあ捨て台詞を残すこともなく立ち去ったのは、呆れて物も言えなかったから。
 今後、何年となくあの店の前を帰りに通るたびにこのときの光景を思い出し、誰彼にこの店の印象を聞かれたら、いま申したようなことを苦い思いと共につぶやくより他ないだろう。哀れな店である。潰れてしまえ、とはいわないけれど、カフェ本やグルメサイトのライターやグルメ関係の覆面調査員に頗る評判が宜しくない理由がよくわかった仕事帰りの一コマでした。こんな店と遭遇するたびに、ああ、グルメ関係のライター稼業から足を洗っていて正解であったな、と思うのであります。
 昨日(一昨日ですか)の『SMAP×SMAP』で発表された新譜《SMAP-AID》収録曲について書きたかったけれど、むくつけき一コマをどうしても忘れがたくてこんな内容になってしまった。読者諸兄には申し訳なく思っている。これは明日のお話しとしよう。でも、好きな曲がたくさん入っていてうれしかったな。8月17日はタワーレコードに行ってこれを買おう、と決めて手帳に予定を書きこんだ。◆

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