第1048日目 〈イザヤ書第63章:〈主の報復〉&〈執り成しと憤り〉1/2withサラバカン&花袋『温泉めぐり』を読むにあたって、〉 [イザヤ書]

 イザヤ書第63章です。

 イザ63:1-6〈主の報復〉
 民がいう、エドムからのぼってくる姿がある、ボツラ(ペトラ)から来て赤い衣をひるがえす影がある、と。あれは誰ぞ。
 影が答える、自分は勝利を告げて大いなる救いをもたらす存在(もの)である、と。わたしがまとうこの衣が赤いのは、諸国民が一人としてわたしに従わなかったせいだ。だから、わたしは怒りを以てかれらを踏みにじったのだ。わたしの衣が赤いのは、かれらの流した血で染まったからである。━━そう主は説明した。
 「わたしが心に定めた報復の日/わたしの贖いの年が来たので/わたしは見回したが、助ける者はなく/驚くほど、支える者はいなかった。/わたしの救いはわたしの腕により/わたしを支えたのはわたしの憤りだ。」(イザ63:4-5)

 イザ63:7-19〈執り成しと憤り〉1/2
 民がいう、わたしは主を心に留める、と。主の慈しみと主の栄光を、主がイスラエルへ与えた多くの恵みと憐れみ、豊かなる慈しみを、わたしは心に留める。
 主は嗣業の民の救い主であった。愛と憐れみを以て贖ったが、民は主に背いて、その聖なる霊を苦しめた。ゆえに主は自分の民へ戦いを挑んだのである。かれらは斯くいう、あなたはわれらの父である、あなたはわれらの贖い主である、と。それが永遠のむかしからあなたの御名である。
 「なにゆえ主よ、あなたはわたしたちを/あなたの道から迷い出させ/わたしたちの心をかたくなにして/あなたを畏れないようにされるのですか。/立ち帰ってください、あなたの僕たちのために/あなたの嗣業である部族のために。
 あなたの聖なる民が/継ぐべき土地を持ったのはわずかの間です。/間もなく敵はあなたの聖所を踏みにじりました。/あなたの統治を受けられなくなってから/あなたの御名で呼ばれない者となってから/わたしたちは久しい時を過ごしています。/どうか、天を裂いて降ってください。/御前に山々が揺れ動くように。」(イザ63:17-19)

 捕囚の地で迫害されていた民が、心底から悔い改めている祈りであります。前半の身がすくむような厳しさから一転して訪れる、後半の敬虔な祈りの調子のコントラストが、また良いと思います。わたくしは呼んでいて詩編第69篇をつらつら思い浮かべました。この祈りをささげるときの民が置かれた状況を思い合わせると、切々とした哀しみの情が込みあげてきます。



 ようやく待ちに待った日が訪れた。さらば菅。
 宰相としての評価は後世を待つまでもない、無能にして醜悪、貴君程リーダーとなるにふさわしくない人物は、どれだけ考えても名を挙げることさえ難しい。かのブッシュ前大統領さえあなた程非道くはなかろう(個人的にそう思う、というだけの話である)。
 われらが貴君に見習うべきはただ一つ。往生際の悪さを自画自賛で塗りつぶしてしまえる、呆れた厚顔無恥ッぷりだけだ。さらば菅、もう二度とあなたの顔を見たくないし、あなたの声も発言も聞きたくない。言い過ぎであろうか? が、本音である。
 さらば、永久にさらば。

 ところで、相変わらず花袋の『温泉めぐり』を読んでいます。そこで思うたのは、コンパクトな日本地図帳をいっしょに携行できればよかろうな、ということ。むろん、温泉の表記があるものでなくてはならぬ。
 東日本の温泉なら漠然と、あのあたりかな、と推測できるのですが、西日本の方はどうも弱くていけません。だから、文庫本よりちょっと大きいぐらいの日本地図帳をいっしょに持ち歩いて、持ち出せる状況、ページを開く時間ができた際に読書していたらば、これをも開いて確認しながら読むと、いっそう楽しめると思う。そもそも、地誌や案内書ってそういう性質のものでしょう。
 そうなってくると、文庫に地図がないのはすこぶる残念であります。が、むろん帰宅したあとに地図帳を開いて、場所の再確認をする楽しみもありましょうから、これ以上のことは、さんさんかは申し述べないことに致します。◆

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