第1250日目 〈エゼキエル書第35章:〈エドムに対して〉with『マジカルラジオ3』最終回、おお、この世は闇さ。〉 [エゼキエル書]

 エゼキエル書第35章です。

 エゼ35:1-15〈エドムに対して〉
 エドム/セイル山に預言して語れ、と、主の言葉。
 わたしはお前に向けて手を伸ばし、荒れ果てた廃墟とする。セイル山を往来する者はなくなり、お前たちの血が山や丘、谷間に流れ、剣に倒れた者たちで埋まる。そのとき、お前たちはわたしが主であることを知るようになる。
 お前が二つの国、即ちイスラエルとユダをわがものと思い、占領する、といったので、エドムは永久の荒れ地、久遠の廃墟となる。というのも、お前が「果てしない敵意を抱き、イスラエルの子らが災いに遭い、最後の刑罰を受けたとき、彼らを剣に渡したからである。」(エゼ35:5)
 ならば、「お前が彼らを憎んで行った怒りをねたみに応じて、わたしもお前に行う。わたしがお前を裁くとき、わたしは彼らに知られるようになる。そしてお前は、主であるわたしがお前のもろもろの嘲りを聞いたことを知るようになる。」(エゼ35:11-12)
 セイル山よ、エドムの全地よ、お前は荒れ地となる。全世界がそれを喜ぶ。わたしがイスラエルの家に与えた嗣業の土地が荒れ果てたのを見てお前が喜んだのと同じように、エドムの全地が荒れ果てるのを見た全世界は喜ぶ。

 エドムへの裁き、再び。そうした感のある章であります。
 なにゆえにエドムが斯くも目立って主の憤りの対象となるのか? これは煎じ詰めれば二つの点に分けられると思います。
 第一に、エドムはかつてイスラエルと同じ血を分かった同胞であった。為にイスラエルに対する裏切り、攻撃の罪は他より一層重い、ということになるのです。
 ――自身のためにも復習すれば、創25:25でアブラハムの息子の一人(長子)として誕生したエサウが即ちエドムであり、かれは弟ヤコブの抜け駆けによって本来受けるべきであった祝福を奪われ、妻を娶ってからはセイル山のある死海南東のセイルの地、エドムへ移り、エサウの子孫はエドムの地を所有するようになりました(ex;創27:1-40,創36)。
 第二の理由ですが、エドムという土地が山岳地帯であったので、より肥沃な土地であるイスラエルを虎視眈々と狙い続けたのだ、といわれます。かの地を所有するにはユダの弱体化を待つ他なく、それがためにエドムはたびたびユダを攻めたのでありました。また、そのときの感情の澱みは、ユダ王国が崩壊してユダヤ人の離散が始まるとかれらの排斥と嘲笑という形で表面化しました。……なんだか現代にも似たようなケースがありますね?
 本章を読んでいて、ふと、思うたのですが、ここでいう「全世界」とは旧約聖書で語られた諸外国(シバなども含めて)、預言書で預言の対象となった国々――むろん、エドムは除きますが――をいうのでありましょうか。



 『マジカル・ラジオ3』が最終回を迎えました。嗚呼……。この「……」にすべての感慨がこめられている、と察してほしい。小木曽汐莉や矢神久美がもうSKE48にいないんだよ? 一人でも欠いちゃぁこの世は闇よ。希望は茉夏と奈和か――。
 それにしても来週からなにを楽しみにして生きてきゃいいんだい、と嘆く言葉も乾かぬうちから、今夜の『SMAP×SMAP』を待ち望んでいるさんさんかなのですけれどね?◆

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