第1308日目 〈ホセア書第6章2/2&第7章1/2:〈イスラエルの罪〉~ペルティ《エレミヤの哀歌》withSMAP新曲「Joy!!」〉 [ホセア書]

 ホセア書第6章2/2と第7章1/2です。

 ホセ6:7-7:7〈イスラエルの罪〉
 アダムの地にて、かれらは背信を働いた。悪党の巣窟となったギレアドには、流血の罪を犯した者の痕跡が残る。祭司たちは徒党を組んで、シケムへ至る谷間の道で強盗・追い剝ぎに精を出す。
 わたしがイスラエルを癒そうとしても、それを上回る勢いでエフライムの不義、サマリアの悪が露呈する。かれらの悪事の一々を心に留めているのに、連衆はまったく意に介そうとしない。「今や彼らは悪に取り囲まれ/その有様はわたしの目の前にある。」(ホセ7:2)
 かれらは王さえ手玉に取り、高官たちを操る。王が催す祝いの夜、高官たちはぶどう酒に酔い潰れ、王は謀略者たちと結んで凶事を企む。朝、謀略者たちの怒りは眠りから覚めて烈火と化し、自分たちの国の王をことごとく焼き尽くす。
 誰一人、主であるわたしを呼び求める者はなかった。

 ――ユダよ、お前にも<刈り入れの時>は迫っている。忘れるな。

 「彼らはアダムで契約を破り/そこでわたしを裏切った」(ホセ6:7)ですが、アダムを地名と解釈しました。
 ヨルダン川東岸の町の一つにアダムがあります(ヨシュ3:16)。ヨルダン渡河に際して主の計らいにより流れが塞き止められたため、イスラエルの民はカナンへ入ることができたのでありました(ヨシュ3:16-17)。このときに民はなんらかの罪を犯したのか。ここがモアブ平原のなかにある町であることも考えれば、バアル信仰とかかわる何事かを行ったのかな、と考えるのであります
 もしこれが「創世記」のアダムであれば、「かつてアダムは背徳、背信の行いをしてわたしを裏切った」という文章も拵えられましょうが……。
 もう一つ、「王たちはことごとく倒れ/ひとりとして、わたしを呼ぶ者はなかった」(ホセ7:7)という文言について。当該部分にもう少し正確さを持たせるならば、「北王国末期の5人の王の死が続く。皆、主の目に悪と映ることを行い、主を呼び求めることは一度もなかった」という風になる。5人の王とは、イエフ王朝から王位を簒奪したシャルムとその子メナヘム、それぞれクーデターによって王位を前王から奪ったペカフヤ、ペカ、ホシェアであります(列下15:13-31、列下17)。

 ペルティ作曲《エレミヤの哀歌》と《聖金曜日のための音楽》を聴きながら、ずっと本章のノートを書いていました。今年の初め、まだ誰にも会っていない第1182日目〈「哀歌」前夜〉にちょっとだけ触れた曲です。これをiPodで聴きながら書いていた。
 おだやかで天国的な澄み渡ったイタリア・バロックの合唱曲の隠れた名品を、機会があったら是が非でも聴いてみてください(NAXOS 8.55332)。どこかの合唱団がプログラムに入れたら勇んで聴きに行きたいけれど、なかなかないんですよねぇ。



 SMAPの新曲「Joy!!」を買いました。全5種類のジャケット、異なる収録内容(DVD含む)には悩んだけれど、今月は他に特に欲しいものもないですからね、ええ、買っちゃいましたよ。わが選択に悔いなし。だって全プレのスペシャルDVD欲しいもん(おい)。
 実はこれを聴き呆けている内に午前01時50分近くになっちゃってね。誠に勝手ながら更新を午前3時に変更させていただいた次第です。ごめんなさい。でも久しぶりにSMAPらしい歌を聴いた気がする。今週のスマスマのトークを模倣するわけじゃないけれどさ。
 さて、本稿をお披露目したあとは頑張ってiPodに入れなくっちゃな。……明日起きられるのか、おいら?◆

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