第1331日目 〈アモス書第7章:〈第一の幻〉、〈アモスと祭司アマツヤ〉他withこれからのスケジュールと予定変更について。〉 [アモス書]

 アモス書第7章です。

 アモ7:1-3〈第一の幻〉
 わたくしに示された幻、――刈り取られたあとの二番草、その大地の青草をイナゴが食べ尽くそうとする。
 主よ、ヤコブは立つことができぬ程小さいのです、赦してください。そうわたくしはいった。
 そのことは起こらない、と、思い直した主がいった。

 アモ7:4-6〈第二の幻〉
 わたくしに示された幻、――審判の火は大きな淵を舐め尽くし、畑をも焼き尽くそうとする。
 主よ、ヤコブは立つことができぬ程小さいのです、赦してください。そうわたくしはいった。
 そのことは起こらない、と、思い直した主がいった。

 アモ7:7-9〈第三の幻〉
 わたくしに示された幻、――主が下げ降りを手にして、城壁の上に立っている。
 この下げ降りをわが民イスラエルの真ん中に下ろす。もはやわたしはイスラエルの罪を赦さない。イサクの墓は荒らされ、聖なる高台は廃墟となろう。わたしは剣を持ってヤロブアムの家に立ち向かう。そう主がいった。

 アモ7:10-17〈アモスと祭司アマツヤ〉
 ベテルの祭司アマツヤがヤロブアム2世王に、陛下は殺され、イスラエルは他の地へ連れて行かれる、という預言をアモスがしています、と報告した。
 その後、アマツヤはアモスに会って、こういった、――お前は南のユダへ帰ってそこで生活しろ。ここベテルは王の聖所にして王国の神殿、お前はここで預言するな。
 アモスは答えた、――わたくしは預言者でもなければその弟子であったこともなく、(一介の)羊飼い、いちじく桑を栽培する者であった。或る日わたくしが仕事をしていると、主がわたくしを呼び、北のイスラエルに行って預言せよ、といった、だからわたくしはここへ来た。さあ、主の言葉を聞け。主はこういう、――お前の妻は遊女となり、子供らは剣に倒れ、お前は汚れた地で死に、イスラエルは遠い国へ連れてゆかれる、と。

 「下げ降り」とは「測り縄」のこと。一方の端に石や鉛など錘になるものを付けてあります。主に垂直線を計測するための道具である由。これを勢いよく振り下ろして、イスラエルの民をその罪もろとも断つ、というのでありましょう。
 既に<前夜>でも触れましたが、アモスの召命場面がアマツヤとの会話で明らかになります。名前を一巻の書物に残した15人の預言者のうち、自身の口から召命を受けたときのことを説明したのは、思えばアモスが最初で最後でなかったか。ちなみにアマツヤと対峙するアモ7:10-17は、「アモス書」で唯一動きのある場面でもあります。



 「アモス書」は今日(昨日ですか)の朝、読み終えました。残る2章の原稿も上がっているので、安心して続く「オバデヤ書」と「ヨナ書」の読書へ移ることができます。
 ラスト・スパート、といいたいところですが、実はまだ「創世記」と「出エジプト記」の前半部分、「レビ記」前夜の原稿を新たに書き、「申命記」途中までの原稿の体裁を現在のものへ整えるという大作業が待ち構えていました。旧約聖書の読書ノートの完全終了は仲秋の頃となりそうです。
 従って、たいへん恐縮ですが、予定しておりました<特集;9.11>と小説『ザ・ライジング』の連載は、旧約聖書続編の終了後に変更させていただきます。よろしくご了承いただけると嬉しいです。◆

共通テーマ:日記・雑感

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。