第1351日目 〈ミカ書第7章2/2:〈新しい約束〉withもうすぐ参議院選ですね;誇りあるニッポンを取り戻そう。〉 [ミカ書]

 ミカ書第7章2/2です。

 ミカ7:8-20〈新しい約束〉
 われらユダの民は自らの行いによって堕ちる。が、敵よ、それをゆめ喜ぶな。斯様なことがあったとしても、主はわが光なのだ。われらは罪を犯した。主の怒りを被らねばなるまい。主がわれらの訴えを取り上げて求めを実現するまでの間。
 主はわたくしを光に導く。わたくしも敵も主の恵みの御業を見る。敵はそれによって恥に覆われ、わたくしはその様子を目撃する。敵は路上の泥のように踏みつけられる。
 やがて城壁は再建され、版図が拡大する日が来る。それはアッシリアからエジプトまでであり、エジプトからユーフラテスまでである。しかし、その大地は荒涼としている。かつてそこに住まった人々が主に対して行った数々の背徳行為の結果、そうなったのだった。
 ――主よ、あなたの杖でわれらを牧してください。あなたの嗣業である羊の群れを、あなたの杖で牧してください。豊かな牧場(まきば)の森でなにものにも脅かされることなく、守られて暮らすことができるように、あなたの民を牧してください。ずっと遠い昔のように、バシャンとギレアドの間に在って、安心して、明日を憂うことなく今日の草を食(は)むことができるよう、かれらを牧してください。
 あなたの恵みの御業を目の当たりにした敵なる諸国民は、自らを恥じて口を閉ざす。沈黙するばかりか聴力を失くし、蛇のように地を這って塵を舐める。かれらは身震いしながら砦から出て来て、主の御前におののく。そうして、あなたを畏れ敬うことだろう。
 「あなたのような神がほかにあろうか/咎を除き、罪を赦される神が。/神はご自分の嗣業の民の残りの者に/いつまでも怒りを保たれることはない/神は慈しみを喜ばれるゆえに。/主は再び我らを憐れみ/我らの咎を抑え/すべての罪を海の深みに投げ込まれる。/どうかヤコブにまことを/アブラハムに慈しみを示してください/その昔、われらの父祖にお誓いになったように。」(ミカ7:18-20)

 イスラエルの回復を約束する言葉でたいていの預言書は〆括られている。「ミカ書」も例顔ではないのですが、主を讃仰する言葉の純粋さ、真摯さ、直球振りは、12小預言書のなかでも際立っているように感じます。
 ミカはエルサレムから離れた故郷とその周辺の町や村で預言した。聞かせる対象は高位の者ではなく、むしろそうした町や村に住まう農民や商人といった人々であった。となれば、ミカの語りも雲を摑むような言い回しは避け、ずっと素朴な言葉でされた、と考えるのが自然であろう。それゆえの、<純粋さ、真摯さ、直球振り>なのかも、と思います。
 「ミカ書」は今日で終わります。12小預言書も前半部分を終了しました。読んでくださいましてありがとうございました。後半の幕開け、「ナホム書」の読書ノートは数日後から始めます。



 参議院選の投票日が迫ってきました。日曜日に用事があるならばかならず期日前投票を。
 有権者よ、ご自分の意思は固まったであろうか。知名度やタレント性、周囲の風聞に惑わされず、信じる者へあなたの一票を託そう。◆

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