第1451日目 〈創世記第35章2/2:〈ラケルの死〉、〈ヤコブの息子たち〉&〈イサクの死〉with秋の箱根から帰ってきました。〉 [創世記]

 創世記第35章2/2です。

 創35:16-22 1/2〈ラケルの死〉
 ベテルを発ってそう経たぬ頃、ラケルが産気づいた。難産の末に男子が産まれたが、産後すぐにラケルは死んだ。息を引き取る寸前彼女は息子をベン・オニと呼んだ。「わたしの苦しみ」という意味である。が、ヤコブはその子をベニヤミン(「幸いの子」)と名付けた。
 ――ラケルはエフラタ即ち今日のベツレヘムに埋葬された。そこには記念碑が立てられて、いまでも葬りの碑として残っている。かれらは更に旅を、ヤコブにとっては帰還の旅を続けた。
 ミグダル・エデルを通過した場所で天幕が張られた。ヤコブの長男ルベンとヤコブの息女ビルハが同衾したという話がヤコブの耳に入ったのはここである。

 創35:22 2/2-26〈ヤコブの息子たち〉
 ヤコブには12人の息子がいる。
 妻レアがルベンとシメオン、レビ、ユダ、イサカル、ゼブルンを産んだ。
 妻ラケルがヨセフとベニヤミンを産んだ。
 ラケルの召し使いビルハがダンとナフタリを産んだ。
 レアの召し使いジルパがガドとアシェルを産んだ。
 ――ベニヤミンを除く11人がパダン・アラムで生まれた。

 創35:27-29〈イサクの死〉
 ヤコブは父イサクのいるヘブロンのマムレに到着した。かつて祖父アブラハムが滞在し、祖母サラと共に埋葬されたマクペラの洞穴に近い場所である。イサクはベエル・シェバの北に位置するこのヘブロンへ移ってきていた。
 ヤコブの帰りを待つかのようにしてイサクは息を引き取った。享年180。セイルから上ってきたエサウと、パダン・アラムから帰ってきたヤコブの兄弟によって、イサクはマクペラの洞穴へ埋葬された。

 ミグダル・エデルというのが今日でいうとどこになるのか、それは不詳です。が、「見張りの塔」や「群れの塔」などの意味から、そうしてミカ4:8に出て同じ場所を指す「羊の群れを見張る塔」なる表現からして、この一帯が養羊が盛んであったことが窺えます。となると、羊飼い/牧者として描かれるメシア所縁のベツレヘム近郊にミグダル・エデルがあるというのは、とても納得できることなのであります。
 なお、ベツレヘムはダビデ王と、その血を引くイエスが生誕した地でもあります。聖書のなかでメシアとして表現される2人が同じ町の出身であることは決して偶然ではないでしょう。
 イサクがベエル・シェバを離れてヘブロンへ移ってきていたのは、もしかすると自分の死期を悟ってのことだったかもしれませんね。



 更新が遅れて申し訳ありませんでした。旅行から帰った疲れでもうブログ更新に費やす余力もなかった。
 でも、久しぶりに家族と出かけた秋の箱根は静かで快適で、良かったですよ。2日目は雨に降られたけれど、台風が過ぎたあとというが幸い。
 2つ3つの思い出については追々スケッチみたいに記して、ここでお披露目してゆければ、と思います。◆

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