第1457日目 〈創世記第40章:〈夢を解くヨセフ〉with昨日のブログのこと&村上春樹『海辺のカフカ』を読み始めました。〉 [創世記]

 創世記第40章です。

 創40:1-23〈夢を解くヨセフ〉
 侍従長ポティファルの家にある王の囚人を繋ぐ監獄にて。ヨセフはまだそこにいた。或る日、ファラオに対して過ちを犯した廉で料理役の長と給仕役の長が送られてきた。侍従長はかれらをヨセフへ預けた。
 或る晩、給仕役の長と料理役の長はそれぞれに夢を見た。その夢にはそれぞれ意味が隠されていた。が、かれらは朝起きた途端に、その夢のことを思うて打ちひしがれた。夢解きをしてくれる者が誰もいなかったからである。ヨセフはかれらに話しかけて事情を知り、どうか自分に夢のことを聞かせてくれませんか、と訊ねた。
 給仕役の長;目の前に一本のぶどうの木がありました。そこには3本の蔓があり、見る間に芽を出し花を咲かせ、実を付けました。私は手にしていたファラオのための杯にぶどうを搾り、王へささげました。
 ヨセフ;3本の蔓は3日を指します。3日経てばファラオがあなたの頭を上げ、元の職へ復職させてくださいます。あなたは以前通り、ファラオに料理を供することが出来るのです。「ついては、あなたがそのように幸せになられたときには、どうかわたしのことを思い出してください。わたしのためにファラオにわたしの身の上を話し、この家から出られるように取り計らってください。わたしはヘブライ人の国から無理やり連れて来られたのです。また、ここでも、牢屋に入れられるようなことは何もしていないのです。」(創40:14-15)
 料理役の長;頭の上に編んだ籠が3個ありました。いちばん上の籠にはファラオのための料理がありました。しかしそれを鳥が食べているのです。
 ヨセフ;3個の籠は3日を指します。3日経つとファラオがあなたの頭を上げて切り離し、木に掛けられます。そうして鳥があなたの肉を啄みます。
 その日から3日経つと、ファラオの誕生日であった。王は家来たちを皆集めて、祝宴を催した。ヨセフが夢解きした通り、ファラオは監獄の給仕役の長と料理役の長の頭を上げて、給仕役の長を復職させて以前通り自分のために杯をささげさせ、料理役の長を木に掛けた。……この手の話にありがちなことだが、給仕役の長はヨセフのことをすっかり忘れてしまっていた。

 いったい2人が犯したファラオへの過ちとはなんでしょう。些細なことであろう、と思います。ファラオが嫌いな料理や食材が器に載っていたとか、盛り付けが気に食わなかったとか、配膳の順番がお気に召さなかったとか、かれらの立ち居振る舞いに不満があったとか。誤ってファラオの体や衣服に酒こぼしちゃいました、とかだったら、監獄に入れらることなく処刑されているような気がします。
 ただ、料理役の長が吊し首にあったという以上、咎は寧ろ料理役の長にあり、給仕役の長はそのとばっちりを受けた側なのかもしれませんね。もっとも、タイムマシンでこの現場を目撃することが出来れば、実際はもっと深刻な話であったのかもしれない、と考え直すのかもしれませんが……。
 なお、時のファラオが誰なのかさんさんかは知りません。第15王朝であるヒクソス朝に王位に在った者であることがわかる程度です。このあたりはエジプトの歴史に詳しい方にお伺いしてみたい者でありますね。



 友だちから連絡を受けて知りました。昨日のブログがいつの間にか閲読出来なくなっていたようですね。知らぬこととはいえ数時間放置していて申し訳ありませんでした。現在はチェックの上公開してありますので、どうかご寛恕ください。
 今日の休みはゆっくり村上春樹『海辺のカフカ』上巻を読み進めることが出来ました。とはいえ、まだ第4章までしか読めていないのですがね。早く緊急プロジェクトが終わって時間もゆとりも取り戻せればなぁ……。◆

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