第1459日目 〈創世記第41章2/2:〈ヨセフの支配〉with緊急プロジェクトについて、早くもクロージングに入りました。〉 [創世記]

 創世記第41章2/2です。

 創41:37-57〈ヨセフの支配〉
 このことについてファラオと家来たちは皆感心した。ファラオは進み出てヨセフにいった。夢解きはあなたの神の業である、という。ならばあなた以上に聡明で知恵ある者はないだろう。あなたをわが宮廷の責任者とする。わたしは王というだけであなたの上に立つ。そうしてファラオは、ヘブライ人ヨセフをエジプト全国の上に立たせる旨、宣言した。人々はヨセフに対して、アブレク、と叫んだ。「敬礼」という意味である。かれはエジプト全国を巡回し、威光はエジプト全国へ隈なく及んだ。
 更にファラオはヨセフに、ツァフェネト・パネアという名を与え、オンの妻子ポティ・フェラの娘アセナトを妻として与えた。飢饉が訪れる前の大豊作の時代にヨセフは長男マナセ(「忘れさせる」;「神が、わたしの苦労と父の家のことをすべて忘れさせてくださった。」創41:51)と次男エフライム(「増やす」;「神は、悩みの地で、わたしに子孫を増やしてくださった。」創41:52)という2児を得た。
 豊かに食糧が蓄えられてその量、半端ない程となった時代のあと、これも夢解き通りに大飢饉の時代が訪れた。それは世界中の国々に及んだ。エジプト全国に飢饉が広まると、民はファラオに食糧を求めた。エジプトはどの町にもファラオが管理する穀倉があったからである。ヨセフはすべての穀倉を開いて、食糧を求める人々に売った。飢饉に見舞われた他国からも、穀物を求める人々がエジプトのヨセフのところへやって来た。そのなかにはあの兄弟もいたのである。

 ツァフェネト・パネアとはエジプトの言葉で「かれは生きる、と神はいった」という意味だそうです。ヨセフが神と共にある存在であることを象徴した名前である、といえましょう。
 ヨセフの義父となるポティ・フェラは祭司であるとのことですが、では「オン」とはなにか? これは太陽神ラーを崇拝する都市ヘリオポリスである由。ここはラーを崇める町々の中心を担っていたとのことです。
 本挿話にてマナセとエフライムが誕生。これでイスラエル12部族(+レビ族)の祖が出揃いました。ここで残りの2人が出て来るとわかってはいても、ずっと読んできて正直わずかばかりの不安を感じたことは、袖口で顔を隠してこっそりと申しあげることに致しましょう。



 来週初めまでと覚悟していた緊急プロジェクトが実は延長になり、非常に胃が痛む思いをしておるのです。が、本夕(昨夕、ですか)になって業務期間短縮の一報が伝えられ、思わずバンザイ。いちおう、明後日の出勤が本案件にかかわることが出来る最後となりました。
 しかし、本当に良かった。わずか3週間とは雖も濃密なことこの上ない時間であった。いままで会釈するが精々であった人たちや、これまですれ違うがせめての関わりであった人たち、そうして本社含め他センターの人たちと交流できたのが良かった。
 それにしても件の一報が引き金となって、あっという間に笑顔となり背筋を伸ばし、まるで勝負に勝ったかのような表情で、喜びを全身で表現してしまえたのかな、と。……でも、どうしてだろう、こんなにやりきった感が漂い、達成感と満足感にあふれる気持ちで一杯なのは。
 さて、明日は休みだ。部屋の掃除をしたあと、『海辺のカフカ』をリクライニング・ソファに寝そべって読むとしよう。否、読むことが出来ればいいな。◆

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