第1461日目 〈創世記第43章:〈再びエジプトへ〉with観るべきか観ざるべきか、それが問題だ;剛力彩芽&玉木宏出演『私の嫌いな探偵』制作発表記事に触れて。〉 [創世記]

 創世記第43章です。

 創43:1-34〈再びエジプトへ〉
 カナンを見舞った飢饉はますますひどくなるばかりだった。ヤコブ一家はエジプトで買った穀物を既に食べ尽くしてしまっていた。ヤコブ即ちイスラエルは息子たちに、もう一度エジプトへ行って食べるものを買ってきなさい、といった。
 が、兄弟たち就中ユダはこれに抗った。ベニヤミンが一緒であればわれらは再びエジプトで穀物を買ってきましょう。エジプトで会ったあの方がそう命じたからです。父よ、われらは訊かれるままに家族のことを話しました。しかしまさか、ベニヤミンを連れて来よ、といわれるとは思ってもみなかったのです。
 続けてユダは父イスラエルにいった。曰く、――
 「あの子のことはわたしが保障します。その責任をわたしに負わせてください。もしも、あの子をお父さんのもとに連れ帰らず、無事な姿をお目に賭けられないようなことにでもなれば、わたしがあなたに対して生涯その罪を負い続けます。」(創43:9)
 その言葉を聞いてイスラエルはベニヤミンをユダに任せることにした。そうして数々の贈り物と、袋に戻されていた銀の包み、穀物の購入代金として前回の2倍の銀を持たせて、再びエジプトへ送り出した。

 エジプトに着いたイスラエルの息子たちはヨセフの前に出た。ヨセフはそのなかに同じ母から生まれた弟ベニヤミンの姿を認めた。かれは(エジプトの言葉で)カナンからの客を自分の屋敷に連れてゆき、昼食の準備を調えるよう執事に命じた。執事はそうした。
 かれらはヨセフの屋敷の前で不安に駆られ、一緒にいた執事に訊ねた。これは袋へ戻されていた銀の包みのゆえなのでしょうか。今回われらはそれをお返しに来ました。穀物を購うための銀は別に用意してございます。
 執事はそんな不安は無用だと答えると、一同をヨセフの屋敷に招き入れ、飲み水を与えて足を洗わせた。兄たちはヨセフが昼食に戻ってくるまでの間に贈り物を調えた。
 昼になりヨセフが戻ってきた。かれは兄たちに父の安否を尋ね、弟ベニヤミンを祝福した。「(ベニヤミンに)『わたしの子よ。神の恵みがお前にあるように』と言うと、ヨセフは急いで席を外した。弟懐かしさに、胸が熱くなり、涙がこぼれそうになったからである。ヨセフは奥の部屋に入ると泣いた。」(創43:29-30)
 そうしてヨセフは昼食を用意させた。ヨセフにはヨセフの、ヘブライ人にはヘブライ人の、エジプト人にはエジプト人の昼食が、それぞれ用意された。当時ヘブライ人と食事を共にするのはエジプト人の厭うところであった。――カナンから来た兄たちとベニヤミンは、ヨセフの計らいによって長兄から末弟まで順番に、ヨセフに向かって坐らされた。かれらはこのことについて大いに驚いた。また、ベニヤミンは誰よりも多くの量の食事が供された。一同はぶどう酒を飲み、ヨセフと酒宴を楽しんだ。

 昼食の席次についてヘブライ人が驚いたのは、兄弟の順番を教えていなかったのになぜか順番通りになっていたことを驚いたのでありましょうか。



 なんと、再び剛力彩芽が原作破壊女神として復活するらしい。『謎解きはディナーのあとで』でその名はミステリ・ファン以外にも浸透した感のある東川篤哉原作の『私の嫌いな探偵』にて、件の者はミステリ・マニアのお嬢様役を演じるらしい。
 どれだけの凡演になるか容易に想像できて、いまから視聴意欲をなくしているのだが、残念なことに共演が実力派と呼ぶにふさわしい風格を持ってきた玉木宏とあれば、これは是が非でも観なくてはいけないだろう。もっとも、剛力が共演相手となれば玉木の評価も著しく下落することをなによりも警戒せねばなるまい。よりによっていちばん好きな俳優といちばん嫌いな女優が共演することになろうとは……。観るべきか観ざるべきか、それが問題である。
 おそらくは『ビブリア古書堂』以上のミスキャストとはなり得ぬだろうが、役者としては中学生の文化祭レベルというも烏滸がましい剛力彩芽は、いまでも事務所にごり押しされているのだろうなぁ、と嗟嘆し、かつ小首を傾げたくなるキャスティング。観るにせよ観ないにせよ、期待はまったくしないで視聴するが宜しきドラマとなるのでしょうな。呵々。◆

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