第1464日目 〈創世記第46章1/2:〈ヤコブのエジプト下り〉withいま読んでいる本のこと。〉 [創世記]

 創世記第46章1/2です。

 創46:1-27〈ヤコブのエジプト下り〉
 斯くしていよいよヤコブは子孫を連れ、家畜と財産を携えて、エジプトへ向かった。途中ベエル・シェバに立ち寄り、父イサクの神へいけにえをささげた。その夜、神がヤコブに語りかけた。エジプトへ下ることを恐れるな。そこであなたは大いなる国民となる。「わたしがあなたと共にエジプトへ下り、わたしがあなたを必ず連れ戻す。ヨセフがあなたのまぶたを閉じてくれるだろう。」(創46:4)
 カナンからエジプトへ下ったヤコブの子孫の名は、以下の通りである。
 ルベンとその息子ハノク、パル、ヘツロン、カルミ。
 シメオンとその息子エムエル、ヤミン、オハド、ヤキン、ツォハル。カナンの女を母とする息子シャラル。
 レビとその息子ゲルション、ケハト、メラリ。
 ユダとその息子エル、オナン、シェラ、ペレツ、ゼラ。但しエルとオナンはカナンの地で死んで埋葬された。
 (ユダの子)ペレツの息子ヘツロン、ハムル。
 イサカルとその息子トラ、プワ、ヨブ、シムロン。
 ゼブルンとその息子セレド、エロン、ヤフレエル。
 ――ルベンからゼブルンまではパタン・アラムにてレアを母として生まれた。従ってかれらの子孫はヤコブとレアの子孫である。ここにヤコブとレアの娘ディナを加えて総勢33名が、レアを母(祖母)とするエジプトへ下った者たちである。
 ガドとその息子ツィフヨン、ハギ、シュニ、エツボン、エリ、アロディ、アルエリ。
 アシェルとその息子イムナ、イシュワ、イシュビ、ベリア、娘セラ。
 (アシェルの子)ベリアの息子へベル、マルキエル。
 ――ガドとアシェルはレアの召し使いジルパを母として生まれた。従ってかれらの子孫はヤコブとジルパの子孫である。総勢16名が、ジルパを母とするエジプトへ下った者たちである。
 ヨセフとその息子マナセとエフライム。2人はエジプトにてオンの妻子ポティ・フェラの娘アセナトを母に生まれた。
 ベニヤミンとその息子ベラ、ベケル、シュベル、ゲラ、ナアマン、エヒ、ロシュ、ムピム、フピム、アルド。
 ――ヨセフはパダン・アラムにて、ベニヤミンはベテルとエフラタ(ベツレヘム)の間の地域にて、ラケルを母として生まれた。従ってかれらの子孫はヤコブとラケルの子孫である。なお、元来ヤコブが妻に、と切実に願い求め望んだのはこのラケルであった。総勢14名が、ラケルを母とするエジプトへ下った者たちである。但し、この人数には既にエジプトにいるヨセフ一家も含まれている。
 ダンとその息子フシム。
 ナフタリとその息子ヤフツェエル、グニ、イエシェル、シレム。
 ――ダンとナフタリはラケルの召し使いビルハを母として生まれた。従ってかれらの子孫はヤコブとビルハの子孫である。総勢7名が、ビルハを母とするエジプトへ下った者たちである。
 以上70名だが、ここにレアの娘ディナを加えて総勢71名とする。但し、ユダの息子エルとオナンはエジプトへ下る際カナンにて没して埋葬されている。また、ヨセフとマナセ、エフライムは既にエジプトにいるため、この5人を除く66名が、ヤコブの腰から出てそのエジプト下りに同道した人々となる。ここには息子たちの嫁や使用人は一切含まれていない。
 斯くしてヤコブ一行は、ヨセフの待つエジプトへ向かった。

 ここに挙げたエジプト下りの一覧は民26〈第二の人口調査〉の一覧と同じ並びになっています。つまり、母親単位でグルーピングされているのです。偶然でありましょうか?
 こうして一瞥すると、「創世記」本文の記述には出て来ない人たちがなんとたくさんいて、その人たちこそが聖書という書物の、陰に隠れて見えない部分を支えているのだ、と実感できることであります。
 数え直し、見直して正確を期したつもりですが、もし人数の計算が間違っていたらご指摘ください。



 『スプートニクの恋人』の感想を書いていませんね、そういえば。メモ帳には感想というも烏滸がましい事柄が記してあるけれど、これを基になんとか文章を認められればいいのですが。或いは、この作品の成立事情に合わせてこのメモ、一年ばかり寝かせておきますか。……冗談です。
 この短い長編が終わった2、3日後から『海辺のカフカ』を読んでいます。或る程度時間が自由になるタイミングで始めたせいか、この約1週間で上巻の半分をちょっと超えたあたりに達しました。ゆっくりとか鈍いとかいわれるけれど、実はこれが自分に最適の読書スピードなのだ。本は(なぜだか)ゆっくり読む。年内には下巻の半分ぐらいまではいけるといいな。
 どうせクリスマスの予定なんてないものね。ケ・セラ・セラ。◆

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