第1521日目 〈トビト記第8章:〈悪魔の追放〉、〈トビアとサラの祈り〉他with向田茉夏、SKE48を卒業。〉 [トビト記]

 トビト記第8章です。

 トビ8:1-3〈悪魔の追放〉
 トビアらを歓迎する宴が終わり、寝る時間になった。トビアは先導されてサラの待つ部屋へ向かう。そのとき、アザリアの助言を思い出した――愛し合う前に香を焚き、その上で件の魚の心臓と肝臓を燻し、悪魔アスモダイを退けてサラを解放せよ。
 ゆえにトビアはそうした。悪魔はその匂いに耐えきれず、すたこらさっさとエジプトの方へ逃げた。それをアザリアことラファエルが追い、捕まえて手足を縛りあげたのである。

 トビ8:4-8 1/2〈トビアとサラの祈り〉
 もう悪魔はいなくなった。サラは解放された。トビアは花嫁に、愛する者よ起きてきなさい、といった。そうして2人は神へ祈りをささげる。曰く、――
 あなたは未だ一人であったアダムに合う助ける者を与えるため、かれのあばら骨の一部を抜いてエバを造りました。かれらは楽園のりんごをあなたに背いて食べたことで情欲を覚えました。が、主よ、「今わたしはこの人を/情欲にかられてではなく、/御旨に従ってめとります。」(トビ8:7)
 どうかわれらがいつまでも共に在り続け、共に老いてゆきますように。

 トビ8:8 2/2-12〈ラグエルの懸念〉
 朝まだき、ラグエルは召し使いと共に新しい墓を掘った。妻の召し使いに娘夫婦の様子を見に行かせた。いずれもトビアの生きていることが望めなかったからである。

 トビ8:13-18〈ラグエルの感謝の祈り〉
 エドナの召し使いが戻ってきてラグエルに報告した。お2人とも寝息を立てて休んでおられます。
 ラグエルとエドナはこれを聞いて喜んだ。それから主を誉め讃える祈りをささげた。――「主よ、二人に憐れみと救いを与えてください。/彼らが喜びと憐れみのうちに、/生涯を全うすることができますように。」(トビ8:17)
 そのあと、ラグエルは墓穴を埋めた。

 トビ8:19-21〈婚礼の祝宴〉
 トビアは悪魔を退け、サラを救った。それから愛し合い、夫婦となり、夜を過ごして朝を迎えた。本当の婚礼の祝宴が催され、人々は歓喜し、笑った。
 その席でラグエルは財産の半分をトビアに贈った。残りの半分はラグエルとエドナの死後、トビアのものになる。「わたしはあなたの父であり、エドナはあなたの母なのです。わたしたちは今からいつまでも、あなたとあなたの妻サラのそばにいます。」(トビ8:21)

 「トビア記」は聖書で群を抜いた結婚の物語である一方、嗣業の継承について語り、財産分割/生前贈与の話でもある、と申しあげたら、どこかから石が飛んでくるだろうか? でも、実際そうなんだ。



 予期していたとはいえ、向田茉夏のSKE48卒業が発表された。年度末を以て、という。一般人になって良い人生を過ごしてほしいね。
 村上春樹『アフターダーク』読了、数日後から『多崎つくる』だ。ベルマンのリストはファンの間の宝石にしておいてほしかったなぁ。◆

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