第1616日目2/2 〈マカバイ記一第4章:〈アマウスの勝利〉、〈リシアスとの戦い〉&〈聖所の清め〉withMacBook Air mid 2014にするのか、俺?〉 [マカバイ記・一]

 マカバイ記一第4 章です。

 マカ一4:1-25〈アマウスの勝利〉
 敵将ゴルギアスはユダヤ人の陣営に、夜陰に乗じて奇襲をかけ、これを殲滅しようと画策した。が、ユダ・マカバイはこの動きを素早く察知した。そうしてセレコウス朝の軍隊は集結しているアマウスへ移動、夜明けと共に数でははるかに優る敵軍に戦いを挑み、これを破った。敵の生き残りは西に、南に、這々の体で逃げていった。
 この様子を山から伺っていた敵の見張りがいた。味方が敗れたことを悟り、眼下の光景にとても怖気づき、またユダヤ人の軍勢が隊を整えて戦いの準備を進めている様子を目にした見張りは、ことごとく異国へ逃げていった。
 ユダ・マカバイとその兄弟は、「イスラエルを解放し、救済される方」(マカ一4:11)を讃美した。
 「こうしてこの日、イスラエルに大いなる救いがもたらされたのである。」(マカ一4:25)

 マカ一4:26-35〈リシアスの戦い〉
 どうにかこうにかアンティオキアに帰り着いた兵もいた。かれらはリシアスに、あま薄手の戦いについて報告した。アンティオコス4世の命令が果たせなかったことを知ったリシアスは、動揺し、落胆した。
 が、翌る前164年(第148年)になると、対ユダヤ・イスラエル戦を自ら率いて戦うため、軍隊を召集してイドマヤ地方へ進軍、ベトツルに陣を敷いたのである。
 ユダ・マカバイは10,000の兵を率いてこれに相対す。かれは敵の強固な陣営を前に祈り、⎯⎯
 「あなたを愛する者たちの剣で彼らをなぎ倒させてください。あなたの御名を知る者すべてが、賛美をもってあなたをたたえるようにしてください。」(マカ一4:33)
⎯⎯そうしてリシアスの軍隊へ向けて進撃した。
 かれらは刃を交えて幾多の同胞が地に倒れた。リシアスは自軍の劣勢を悟り、ユダヤ軍がますます士気をあげるのを見て、アンティオキアへ後退した。かれは次の戦いに備えて、傭兵をたくさん集めた。

 マカ一4:36-61〈聖所の清め〉
 リシアスの軍隊が交代するのを見届けたユダ・マカバイは全軍を集結させ、一路シオンの山を目指して進んでいった。
 シオンの山。そこにかつての面影はなく、凄まじく荒れ果てていた。ユダヤ人たちはそれを見て大いに嘆き、大いに哀しんだ。しかし、落胆しているばかりではなにも始まらない。
 かれらは律法に基づいて、これに忠実でなんら咎められることのない者を新しく祭司に任命した。祭司たちは聖所を清める作業に着手、汚れの石を不浄の場所へ移したりした。
 「それから汚されてしまった焼き尽くす献げ物のための祭壇の処置をめぐって協議し、それを引き倒すことが最善ということになった。異教徒がそれを汚したので、そのことで自分たちが非難されないためである。こうして彼らはその祭壇を引き倒した。そしてこの石を神殿の丘の適当な場所に置き、預言者が現れて、この石について指示を与えてくれるまで、そこに放置することにした。そして祭司たちは、律法に従って、自然のままの石を持って来て、以前のものに倣って新しい祭壇を築いた。」(マカ一4:44-47)
 神殿と聖所は修復されてゆき、雑草の生い茂った中庭も清められた。祭具類は新しくされた。燭台には火が灯されて内部を明るく照らし、香壇では芳しき香が焚かれ、供えのパンの机には供えのパンが置かれる。垂れ幕が垂らされる。斯くして為すべきことはすべて為されて、神殿と聖所は本来の姿を取り戻した。
 アンティオコス4世が不遜にも聖所に入り込み、汚したその日からちょうど3年後、即ち前164年(第148年)の第9の月(キスレウの月)の25日、ユダヤ人は早朝に起床して焼き尽くす献げ物のための新しい祭壇の上に、律法に従っていけにえを供えた。かれらは伏して拝み、自分たちを正しく導いてくれた方を天に向かって讃えた。
 「こうして祭壇の奉献を八日にわたって祝い、喜びをもって焼き尽くす献げ物をささげ、和解の献げ物と感謝の献げ物のいけにえを屠った。彼らはまた神殿の正面を黄金の冠と小盾で飾り、門と祭司部屋を再建し、戸を取り付けた。民の間には大きな喜びがあふれた。こうして異邦人から受けた恥辱は取り除かれたのである。」(マカ一4:56-58)
 ユダ・マカバイとかれの兄弟、イスラエルの全会衆は、この祭壇奉献の日を全会衆はこの祭壇奉献の日を、以後毎年同じ第9の月の25日から8日間に渡って、喜びと楽しみを以て祝うことにした。これは今世紀の現在も、<ハヌカの祭り>として続けられている。
 それに加えてかれらは、シオンの山を守るため、周囲に高い城壁と堅固な等を築いた。二度と異邦人の手によってシオンの山が汚されたり踏みにじられたりしないようにである。ユダはこれに留まらず、エルサレム南西にある町ベトツルの防御をより強固なものとし、イドマヤ地方の砦とした。

 アンティオコス4世不在時のセレコウス朝は、どうも腰砕けてばかりいるような気がする。王を戴いてこそ実力を発揮する軍隊、代理の者が頭にあってはどうにも士気が鈍ってやる気が出ない。まさかそんなわけもあるまいに、ではこの弱々しさはどうしたことか。
 なんだかね、ゴルギアスもリシアスもユダヤを倒さんという欲ばかりが先行して、肝心の戦略や兵の動かし方に欠けるものがあったようにさえ思えてくるのであります……。殊、リシアスの場合、王不在時にユダヤを根絶やしにしておくよう厳命されていましたしね。もしかすると、プレッシャーに負けてしまったのかもしれませんね。呵々。
 もっとも、逆に考えれば、それだけユダヤ軍が強力になって会戦馴れしてきたのかもしれませんが。
 今後もたびたび出てくるので、ここで註解すべき点を一つ。
 アンティオキアはセレコウス朝シリアの首都として、アンティオコス4世がペルシア=メディアへ出陣する場面で名が登場した。これはわれらのよく知る固有名詞で言えば、エルサレムとなる。この別称はセレコウス朝以前にこの地方を領土としていた、プトレマイオス朝エジプトが名附けたものであるらしい。少なくとも地図には斯く表記されている。
 そうしてシオンの山は、勿論エルサレムのなか、或いは隣接する位置にあって神殿を擁す場所である。リシアスとの戦いに勝ったユダヤは神殿のあるシオンの山を奪回、これを再建した後ここの守りをベトツルの町ともども固めたのだ。別の言い方をすれば、かれらは敵の懐深く入り込んでその喉元に刃を突き付ける形となったのである。
 ただ、どちらの勢力もエルサレムを完全掌握することはできなかった。それが両者の頭痛の種となったことは間違いないでありましょう。



 MacBook Air mid 2014の購入を真剣に迷っている、と言うて早1週間。勿論、まだ購入していません。
 CPUが1.4GHzデュアルコアIntel Core i5 プロセッサにアップデートし、国内価格が約5,000円安くなった、という程度の変更内容なら、昨年のモデルでも良いかなぁ。が、バッテリの駆動時間が少し長くなっていると聞けば、MacBook Air mid 2014を選ぶのが得策だろう。そう思う一方で、Macを購入検討に入れた今年1月頃から、店頭で散々触り倒したMacBook Air mid 2013にも後ろ髪が引かれるのだ。んんん、そこはかとなく湧きあがる愛着でしょうかね?
 どちらでも構わないじゃん、そんな余計な悩み事を増やすなよ。それもそうなのだが……原稿を書き上げる時間の短縮化を図るなら、まさしくどちらでも構わないじゃん、という答えは正しい。有無を言わせぬぐらいに、正しい。
 結局、MacBook AirのRetinaモデルがこの先いつ出るのか、本当に出るのか。そんなことわからないし、出るかどうかもわからないものを指をくわえてぼんやり待つのも阿呆らしい。このあたりで決断を下すしかないのだろうな。
 「マカバイ記 一」の読書が終わる頃には、どちらのモデルかわからないけれど、買ってしまっているような気がする。うーん、なんだか怖いなぁ……。まさにこれって、アイヴスの作品を捩れば<答えの出ない悩み>ですよね。ちなみにこの問題が解決したら、次はiPadですね! 実は3月頃、まじめに考えたんですよね、これなら家族で使えるなぁ、って。でも、これはまた別の話題。ちゃお!
 ……はあ。◆

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