第1682日目 〈知恵の書第11章1/2:〈荒れ野のイスラエルと知恵〉、〈罰と恵み〉&〈神の力は忍耐によって示される〉withアプリについて書く。〉 [知恵の書]

 知恵の書第11章1/2です。

 知11:1-5〈荒れ野のイスラエルと知恵〉
 知恵は、預言者モーセにイスラエルの導き役を任せた。
 かれらは、人の住めない荒れ野を彷徨い、誰も足を踏み入れない地に臨在の幕屋を張った。或るときは敵と戦った。
 かれらは、あなたに喉の渇きを訴えた。そこであなたは岩を打ち、その裂け目から水をほとばしらせた。かれらの渇きは癒やされた。

 知11:6-16〈罰と恵み〉
 かつて迫害者の国を罰するに用いられた水が、このときはイスラエルの苦境を救った。
 あなたはかれらに、思いがけずも豊かな水を与えた。渇きに苦しむかれらに、かつて迫害の国の民が受けた罰の厳しさを示したのである。
 「憐れみによる懲らしめを受けた彼らは/怒りによる裁きを受けた不信仰な者たちの苦しみが/どんなものであったかを知った。/あなたは彼らには戒める父として試練を与え、/あの者たちには、厳しい王として罰を下された。」(知11:9-10)
 迫害の国の民、即ち、エジプト人は、奴隷であったイスラエル人が国にいたときも国を出たあとも、変わることなく苦しめられていた。過去の思い出に苛まされて、二重の苦しみに囚われたのだ。自分たちを見舞った災いの数々が、却ってイスラエルを益したことを知ると、かれらはそこに主の働きのあることを認めざるを得なかった。

 知11:17-22〈神の力は忍耐によって示される〉
 創造主の全能の手がこれまで人間に対して、害なす猛獣を遣わすことができなかったわけではない。或いは、怒り狂う未知の生物、睨視で以て敵を滅ぼせる怪獣を造ることができなかったわけでもない。
 否、そんなものを造らずとも、あなたは息の一吹きでイスラエルを倒すことも、正義によって責め立てることも、滅ぼすこともできる。
 しかしあなたは、すべてに於いて均衡を量れるよう取り計らった。あなたは常に偉大な力を備えている。誰が刃向かえようか。
 「御前では、全宇宙は秤をわずかに傾ける塵、/朝早く地に降りる一滴の露に過ぎない。」(知11:22)

 知恵とは、ここでは神の別称である。イスラエル人が神によって導かれ、かつてエジプト人を苦しめた渇きを自分たちも経験することで、その罰の重さを知った。メリバの一件はイスラエル人の歴史のなかでいちばん軽んじてはならぬ、また忘れることの許されない出来事なのでありました。
 一方で、知11:11にてイスラエルが出エジプトを果たしたあとも、かの国は幾つもの災難が続いていたことが、端的に語られる。聖書中にはそれを示すものはなにもないが、エジプト史など繙いて丹念に調べてゆけばそれを裏付ける記述など、見附けられるのかもしれません。
 神の創造し得る怪獣について触れた箇所があるが、実際創造された(というてよいであろう)殆ど唯一の怪獣は、レビヤタンのみだったのではないか。ここを読んでどうしても、一頭の怪獣を脳裏に思い描く聖書を読む者は、わたくし一人だけでしょうか。その怪獣の名を、そう、ゴジラ、という。
 今日読書した部分も出エジプト記の記述に拠ったところがあります。昨日同様、対応箇所を列記し、メモを添える。
 知11:3は出17:8-16に対応。アマレク人との戦いを指す。
 知11:4は出17:1-7、民20:1-13に対応。メリバの水について触れる。その後のイスラエル/ユダヤの歴史に於いてこれは、ソドムとゴモラの滅亡と並んで、いつまでも汚点として記憶される出来事である。
 知11:15は出7:25-8:28、同10:1-20に対応。エジプトを見舞った災いのうち、蛙、ぶよ、あぶ、いなごの災いについて触れる。



 稀に、極めて稀に、お奨めのアプリってありますか、と脳天気に訊いてくる人がいる。だってMac使っているんですよね、だったらいろいろな珍しいアプリをいっぱい知っているでしょう? そんな風に訊いてくる。Macユーザー=アプリ・マニアなのか、この質問者の頭のなかでは。
 はっきりいおう。わたくしのMac──iMacであれMacBookAirであれ──に珍しいアプリなんて、何一つないですよ。本当のことだ。EvernoteとiBookAuthor、iTextExpress、Dropbox、Google日本語入力ぐらいです。珍しいものなんて、なにもない。ありきたりなものだけだ。しかも、恒常的に使用しているのはEvernoteとDropboxだけ。他は、インストールしたはいいけれど自分には用を殆どなさないと判断し、いつアンインストールしたって構わないアプリだ。Google日本語入力だって結局はATOKに切り替えたことで無用の長物と化したしね。
 ほら、なにも参考にならないでしょう? 淘汰された、というわけでもないのにこの為体は、わたくしがまだMacのある生活を楽しみ切れていない証拠かもしれませんね。
 もっとも、iPhoneにあって重宝しているアプリはある。これもありきたりのものだが、不動産情報(法務関係を含む)の詰まった某アプリと、HUFFPOST(これはアプリというて良いのか?)、あとは朝必ずチェックするものとしてJR東日本の提供しているアプリでしょうか。勤め人なら朝の電車運行情報(と天気予報)は気になるはず。わたくしもそうだ。ゆえに通勤に使うJR各線の運行情報を知らせてくれるアプリがいちばん重要で、かつ第三者へのお奨めアプリともなります。
 ──話は変わるが、明日はブログの更新ができないかもしれません。安息日。皆で焼き肉食べに行くのだ! でも、短いエッセイならお披露目できるかも。いや、それをしている時点で安息日でも更新出来ずでもないのか……いま気が付いたよ!? んんん、いったいどうなるんでしょうね。◆

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