第1685日目 〈知恵の書第13章&第14書1/2:〈自然崇拝〉&〈偶像崇拝〉withモレスキンの手帳、間もなく1冊終了。〉 [知恵の書]

 知恵の書第13章と第14書1/2です。

 知13:1-9〈自然崇拝〉
 神を知らぬ者は、目に見える良いもの、美しいものを通して、それらの創造主について思いを巡らせることがない。むしろ、森羅万象のあらゆる事象を宇宙の支配者、神である、と思うた。それらに感銘を受けたりしていたならば、天地の創造主について思いを巡らせ、知ろうとするべきだったのだ。
 「とはいえ、この人々の責めは軽い。/神を探し求めて見いだそうと望みながらも、/彼らは迷っているのだ。/造られた世界にかかわりつつ探求を続けるとき、/目に映るものがあまりにも美しいので、/外観に心を奪われてしまうのである。」(知13:6-7)
 むろん、だからというてかれらに非がないわけではない。森羅万象の働きを見極める力がありながら、それらを想像し、支配する主をもっと早く見出すことができなかったのだから。

 知13:10-14:11〈偶像崇拝〉
 魂がこめられていないもの、命を宿していないものに依り頼むは愚か者。それらは人間が生業の片手間にこしらえたものでしかない。然るべき装いを施し、置き場所をしつらえただけのもの。それ自身ではなにもできないことは、作り手がいちばんよく知っている。
 が、世人は命なき偶像に願い、祈る。いったいなにものが、偶像に依り頼む者へ手を差し伸べて、かれらを救うというのだろう。
 人間を導くのは神なる主の摂理である。それゆえ神の目に正しく映ることを行い、神の前に正しく歩む者は、ほんの小さな頼りない木っ端に身をゆだねて、荒れ狂う大海原をぶじ乗り切って後の世の種を残すことができたのだ。
 「神は不信仰な者も、その不信仰な行為をも/同じく憎まれる。/造られた物も造った人も共に罰を受ける。/そのため諸国の民の偶像にも裁きが下る。/偶像は、被造物の中で忌むべきものとなり、人の魂にとっては罪のもと、/愚か者の足にとっては罠となったからである。」(知14:9-11)

 知13:19はわれら日本人には馴染みあるものであり、むしろこちらの方が親しみある考え方というてよいだろう。八百万の神、アミニズム──そんな信仰を持つわれらにとって所詮ユダヤ教、キリスト教は異教でしかない。ゆえに斯様に皮膚感覚での理解をどうしても及ぼせぬ事柄も、聖書を読んでゆく過程で生じてしまう。それは仕方のないことだ。全面的に理解できて共感し、心から頷くことができる人の方が珍しかろう。
 しかし、ユダヤ教徒、キリスト教者にとってはそんなことあり得ぬ話、思いもよらぬ話のようだ。森羅万象あらゆる事物の背後には唯一の神なる主の霊が宿っている、と、本章ではいう。<自然崇拝>という言葉は同じであっても、意味するところはまったく違う。中近東・西洋と東洋では背景となるものが真逆であることが確かめられる、興味深い部分である、と思います。
 それが後半、知13:10-14:11〈偶像崇拝〉に於いて補強されているのであります。



 そろそろモレスキンの手帳が一冊、終わろうとしている。使い始めたのは昨年のクリスマスの頃。いままで使ってきたノートとの勝手の違いに、わずかながらも戸惑いを隠せず、それでも使い心地の良さに惚れるものを感じながら、すべてのページを根気よく、ブルーブラックのペンで文字を認め、しこしこ埋めてきた。
 これはわたくしが外出するときはほぼ間違いなく鞄のなかにあり、行き先々で開いて聖書読書ノートの原稿となる文章を書き、エッセイの題材を列記し、聖書の一書が終われば日々のエッセイの原稿を書いた。白い部分の目立つページがあり、黒々とした文字で埋まったページがある。その殆どすべてが本ブログへ帰結したのは、或る意味至極当然のことといえようか。
 正直なところを告白すれば、モレスキンの手帳を原稿で埋める日が来るとは思わなかった。これ以前に使っていたものは<手帳>としての役目に徹したものであり、小説のあらすじや展開、外出先でのメモ、観た映画や読んだ本、聴いた音楽の感想が脈絡なく書きこまれ、亡き婚約者への決して読まれることも、届けられることもない恋文の素案も綴られている。
 そうして2冊目のモレスキンはラージ・サイズの方眼ノートとなり、これをなにに使おうか、と考えあぐねた挙げ句、時偶々無印良品のノートが終わったこともあり、専らブログ原稿の執筆に使うことを決め、……今日に至る。帰宅すれば、3冊目となるモレスキンが待機している。
 顧みるまでもなく、それは、まさしく日々の営み、ライフ・ログの蓄積。それが刻みこまれている。筆舌に尽くしがたい高揚感と充実感を味わう日も近い。しかし、それは一つの通過点でしかない。道はまだまだ続くのだ。聖書読書ノートとしての本ブログの終焉がそのままモレスキン使いとしてのわたくしの終わりになるのか、定かではないけれど。……HIGH HOPES!◆

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