第1761日目 〈シラ書第41章&第42章1/2:〈死〉、〈不信仰な者〉他with悩みと迷いは深まるばかりである。〉 [シラ書〔集会の書〕]

 シラ書第41章と第42章1/2です。

 シラ41:1-4〈死〉
 日々に憂いなく心穏やかに生活する人にとって、死は苦悩である。
 生活に困窮して明日の頼りもなき者にとって、死は祝福に等しい。
 「死の宣告を恐れるな。/先に死んだ人と、後から来る人のことを考えよ。」(シラ41:3)
 生きとし生けるもの皆に対して死の宣告はなされる。誰から? ──主から!
 いと高き方の御旨に抗うな。お前が地上で何千年もの長寿に恵まれたとしても、陰府では寿命の長さなどどれほどのものでもないのだから。

 シラ41:5-10〈不信仰な者〉
 主の律法を捨てたがため不信仰となった者どもよ、お前たちの子孫は、お前たちゆえに世間の非難を浴びている。
 お前たちの子孫は滅びるために生まれた。そうしてお前たち自身は、呪われるために母の胎から出、呪いを受けたがために死ぬのだ。
 「不信仰な者たちは、呪いから滅びへと至る。」(シラ41:10)

 シラ41:11-16〈名前〉
 人よ、善き名前を残せるよう努めよ。罪に塗れた名は抹殺される。「名を重んじよ。それは後々まで残り、/金の詰まった幾千の大きな宝箱にもまさる。」(シラ41:12)
 たとえ幸せな日々には限りがあっていつかは終わると雖も、名は永遠に残る。
 穏やかな心で教訓を守れ。隠しておく知恵に価値があると思うな。知恵を隠すぐらいなら、自分の愚かさを隠しておく方が、ずっと賢く、ずっと良い。
 ──読者よ、わたしイエススの忠告に耳を傾けよ。

 シラ41:17-42:1 1/2〈恥ずべき事柄〉
 恥じよ、自分の不道徳な行いの数々について、然るべき人らの前で。
 娼婦にみだらな目を向け、人妻に恋慕するな。彼女たちと寝床を共にするな。
 施しを行った後で愚痴ったり、小言をいうな。
 「耳にしたことをそのまま口にしたり、/秘密を漏らしたりすることを恥じよ。/そうすれば、真に恥を知る者となり、/人望を集めるであろう。」(シラ42:1)

 思わず、成る程、と膝を叩いてしまうような文言が、本章にはあった。シラ41:4「お前が十年、百年、または千年生きたとしても、/陰府では、寿命の長さは問題とされない」が、それ。読んで膝を打ち、考えこんだ。ならば天寿とか寿命というものにいったいどれだけの意味があるだろう。そこに果たしてどんな価値が?
 生命の有限なること、霊魂の永続性。人間がどんな叡智や科学を動員してみても、あきらかな解明のできぬ事柄だろう。これらについてわたくしは、深く深く考えて想いを巡らせてしまうのである。
 勿論、極めて積極的な意味合いでではなく、幾分かはやさぐれ気味に、厭世的に、である。
 あちら側へ足を踏み入れることへの仄かな憧憬と、向こうの世界にいて待ってくれている人への熱烈なる、抑え難き思慕。……いったいいつになったらわたくしは、あのこと再び逢い、冥土で久遠の誓いと契りを結ぶことができるのだろう。死の宣告を恐れるな──それを告げられる日の訪れを、わたくしは待ち望んでいる。
 シラ42:1について。管理職に在る者のみならず、人の上に立つ者、或いは良き対人関係を築く者、それを望む者は引用したこの一節を、しっかりと胸に刻んで実行すべきであろう。
 そういえば、イエススにはお得意の話題があるようだ、と昨日申しあげた。が、それと同じく決め台詞めいた一言というのもあったようだ。われながらお気に入りの一言であったのか、と考え直してみてもよい。それがつまり、「自分の知恵を隠す人よりは、/自分の愚かさを隠す人の方がましだ」(シラ41:15)である。これは既に、シラ20:31にも見た。もう一カ所ぐらいあったか、と思うが、探し切れていない。
 ──名前についてわたくしが望むことはただ一つ。生前の誹り、死後の誉れ。



 ちかごろはiPadの話題が多くて大変恐縮です。今日も同じような話題。勘弁してね?
 来月、わたくしは旅に出る。さすらいの旅……心だけは芭蕉か西行か。はたまたブルース・チャトウィンか。冗談はともかく、来月、わたくしは旅行に出る。東北へ行ってみる。行く先は出たとこ勝負、あっちへふらふら、こっちへふらふら、夜の宿はその日の晩に決めよう。
 無計画? いえいえ、そんなことはない。しっかり、余裕を持った計画を立ててある。こう見えてみくらさんさんか、血液型はA型なのだ。
 旅のお伴はiPad。国内では使用用途も限られるけれど、これがあれば(充電の問題はチト脇に置くとして)いったいどんな困ったことに遭遇しようと、切り抜けられもするだろう。iPad片手に旅路を行き、そうして背中のリュックにはMBA。
 まずは旅先でどれだけiPadが有能かを試してみたい。機動性と機能性、操作性とか、その他諸々。画面サイズは大きい方がいいけれど、軽い方がずっと良い。iPad miniを未だ検討対象から外せていないのは、旅先での利用を専ら考えてのことなのだ。
 ふむ、悩みと迷いは深まるばかりじゃ。深まる? うん、秋だけにな。って、……え?◆

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