第1819日目 〈エズラ記(ラテン語)第5章2/2&第6章1/2〈第二の幻〉:〈エズラの問い──選びと苦難について〉他with昨日のブログが定時更新できなかった理由。〉 [エズラ記(ラテン語)]

 エズラ記(ラテン語)第5章2/2と第6章1/2〈第二の幻〉です。

 エズ・ラ5:21-30〈エズラの問い──選びと苦難について〉
 七日の後、わたしの心の思いは、わたしを再びひどく悩ました。そしてわたしの魂は、理解力を取り戻して、再びいと高き方の前で話し始めた。
 「統べ治める方、主よ、あなたは地のすべての森の中から、そのすべての木々の中から、一つのぶどうの木を選ばれました。また、世界のすべての地から一つのくぼ地を選ばれ、世界のすべての花の中から、御自分のため一本のゆりを選ばれました。また海のすべての深みから、御自分のために一つの小川を満たし、建てられたあらゆる町の中から、御自分のためシオンを聖別なさいました。
 また造られたすべての鳥の中から、一羽の鳩を御自分のものと呼び、造られたあらゆる家畜の中から、御自分のため、一匹の羊を取って置かれました。また、大きくなったあらゆる民の中から、一つの民を御自分のものとされ、お愛しになったこの民に万人に認められた律法を与えられました。
 しかし今、主よ、どうしてあなたは、この一つの民を多くの民に渡し、この一つの根を他の根よりも遠ざけ、あなたの唯一の民を多くの民の間に散らされたのですか。あなたとの約束に反対した者どもが、あなたの契約を信頼した人々を踏みにじりました。もし、あなたの民にそれほど憎悪を抱かれるのでしたら、御自分の手で懲らしめるべきでしょう。」

 エズ・ラ5:31-40〈天使の答え〉
 わたしがこう言い終えたとき、昨晩わたしのもとに来たあの天使が遣わされて、言った。「聞きなさい。わたしは教えよう。耳を傾けなさい。もっと聞かせてあげよう。」
 そこでわたしは言った。「わが主よ、お話しください。」
 天使は言った。「あなたはイスラエルのことになると、気が変になるのか。あなたは、イスラエルを造られた方以上にイスラエルを愛するというのか。」
 わたしは言った。「いいえ、主よ、悲しみのあまり申し上げたのです。いと高き方の道をとらえ、その裁きの一部でも究めようとすると、わたしの心はいつも痛むのです。」
 すると彼は、「それはあなたにはできない」と言った。
 わたしは尋ねた。「主よ、なぜですか。それではどうして、わたしは生まれて来たのです。なぜ、わたしの母の胎が、わたしの墓とならなかったのですか。そうすれば、わたしはヤコブの労苦もイスラエル民族が疲れ果てるのも見ないで済んだでしょうに。」
 そこで天使は言った。「まだこの世に来ていない人たちを数え、飛び散った滴を集め、枯れた花を元の緑にしてみなさい。陰府の閉ざされた扉を開け、中に封じられていた風を放ちなさい。あるいは、声の形を示してみなさい。そうしたら、わたしも、あなたが見たいと願う苦難の理由を示そう。」
 わたしは言った。「統べ治める方、主よ、だれがこのようなことを知りえましょうか。人と住みかを異にする方にしかできません。わたしは愚かな者です。あなたがお尋ねになるこれらのことに、どうして答えることができましょう。」
 すると天使は言った。「あなたは、わたしの言ったただ一つのこともなすことはできない。同じように、わたしの裁きや、わたしが自分の民に約束した愛の目的をも究めることはできないのだ。」

 エズ・ラ5:41-49〈被造物の継起性と終末の裁き〉
 わたしは言った。「主よ、終わりの時に居合わせる人々にとって、あなたは主人となられるでしょう。しかし、わたしの前の人々やわたしたち自身、あるいは、わたしたちのすぐ後の人々は、どうしたらよいのでしょう。」
 天使は言った。「わたしの裁きを輪のようにしよう。最後の者たちが遅れるわけでもなく、先頭の者たちが早くなるわけでもない。」
そこでわたしは答えた。「あなたの裁きをもっと早く明らかにするために、あなたは過去の人々、今いる人々、将来生まれてくる人々を一度にお造りになることはできなかったのですか。」
 天使は答えた。「被造物は創造主の先回りをすることはできない。また、この世はそこで造られる人々すべてを一度に支えることもできはしない。」
 わたしは言った。「それではなぜ、お造りになった被造物を終わりの時、一度に生かすであろうと、僕におっしゃったのですか。もし生きる者が一度に生きて、被造世界がそれを支えるようになるのでしたら、今からでも、現在いる人々を一度に受け入れることができるはずです。」
 しかし天使は言った。「女の胎に尋ねてみよ。『十人を産むのに、なぜ順番に産むのか』と。彼女に一度に十人を産むよう求めてみなさい。」
 わたしは言った。「それはできないでしょう。それぞれの時に従わねばなりません。」
 天使は言った。「わたしも、順に種蒔かれたものに、大地の胎を与えたのである。幼子は子を産めず、既に年老いた女も子を産めない。わたしは自分で造った世界をこのように定めたのである。」

 エズ・ラ5:50-55 1/2〈老年期を迎える被造世界〉
 わたしは尋ねた。「既にわたしに道を示してくださったので、申し上げることがあります。あなたの言われたわたしたちの母とは、まだ若いのですか、あるいは老年にさしかかっているのですか。」
 天使は答えた。「子を産む女に尋ねれば、答えてくれるだろう。彼女に言いなさい。『今度産んだ子供たちは、どうして前に産んだ子供たちと違って背が低いのか』と。彼女は言うだろう。『若くて元気なときに生まれた子供たちと、年とって胎が衰えてから生まれた子供たちとは、違うものなのです』と。だから、あなたも考えてみなさい。あなたたちは、前に生まれた人たちよりも背が低いし、後に生まれる人たちは、あなたたちよりも背が低いだろう。被造物は老化して、若いときの力を失っていくからである。」

 エズ・ラ5:55 2/2-6:10〈被造世界に直接かかわる神〉
 わたしは言った。「主よ、お願いします。もし御好意にあずかっているのでしたら、この僕にお示しください。あなたはだれを用いて被造物の前に現れてくださるのですか。」
 天使は言った。「地の創造の初め、世界の門が建てられる前、風が集って吹く以前、雷鳴がとどろき稲妻がひらめく前、楽園の基がまだ固められず美しい花も見られぬ前、星の運行も定まらず数知れぬ天使の軍勢が集結される前、空の高い所はまだ引き上げられず大空の区分も名付けられぬ前、まだシオンは神の足台とされず今の年月が測られる以前、そして、今罪を犯している者たちのはかりごとがまだ退けられず、信仰の宝を積む者たちが印を受ける以前に、わたしはこれらのことを考案し、これらすべては成った。他の者によってではなく、わたしによってなされたのである。そして、終わりもまた、他の者によってではなく、わたしによって来るのである。」
 そこでわたしは答えた。「時の区分はどのようになるのですか。いつ前の時が終わり、いつ次の時が始まるのですか。」
 天使は言った。「アブラハムに始まりアブラハムで終わる。なぜなら、ヤコブもエサウも彼の子孫であり、ヤコブの手は、初めからエサウのかかとをつかんでいたのである。この時代の終わりはエサウであり、次の時代の始まりはヤコブである。実に人の終わりはかかとであり、人の初めは手である。エズラよ、手とかかとの間に、隔たりを求めるな。」

 エズ・ラ6:11-28〈終末のしるし〉
 わたしは答えた。「統べ治められる方、主よ、もし御好意にあずかっているのでしたら、あなたが先日の夜、この僕に一部示してくださったあのしるしの結末をお示しください。」
 天使は答えた。「自分の足でしっかりと立ち、鳴り渡る声を聞きなさい。あなたの立っている場所が大きく揺れ動いて言葉が下るが、恐れてはならない。それは終末についての言葉である。大地の基は、それが自分についての言葉であることを悟り、震えおののくであろう。大地の基は、終末に自分が変わらねばならぬことを知っているからである。」
 わたしはこれを聞いてから、足を踏みしめて立ち、耳を傾けた。すると、語りかける声があった。その響きは、大水の響きのようであった。その声は言った。
 「見よ、その日がやって来る。わたしが地に住む人々を訪れようと近づく時である。それは不義によって害を及ぼした者どもの追及を始める時であり、シオンの屈辱が終わる時である。そして、過ぎ去っていく世が封印されるとき、わたしは次のしるしを行おう。巻物が大空いっぱいに開かれ、すべての者が同時にこれを見るであろう。そして、一歳の幼児が自分で声を出して話し、妊婦は三、四か月の未熟児を産むが、その子たちは生きて跳ね回る。種の蒔かれた畑は、たちまちにして荒れ地となり、満ちた倉は時を経ずして空になる。ラッパが鳴り響き、人は皆これを聞いて、たちまち恐怖に襲われるであろう。そのとき、友は友を敵に回していがみ合い、大地とそこに住む人々とは共に驚き、泉の水脈は詰まり、三時間の間流れを止める。わたしがあなたに予告したこれらすべてを免れた人々は皆救われ、わたしの救いと、世の終わりとを見るだろう。そして、彼らは、生涯死を味わうことなく天に受け入れられた人々を見るだろう。そして地に住む人々の心は変えられて、新しい感覚を身に付ける。悪はぬぐい去られ、欺きは消え去るからである。そして信仰が花開き、腐敗は克服され、長い間実らなかった真理が明らかになるだろう。」

 エズ・ラ6:29-34〈結び〉
 この声がわたしに語りかけている間に、見よ、わたしが立っている場所が徐々に動きだした。天使は言った。
 「わたしが今夜あなたに示そうとして来たことはこのことである。だからもし、あなたが再び祈り、再び七日間断食を行うなら、今度は日中に更に大いなることを告げよう。あなたの声がいと高き方に確かに達したからである。力ある神は、あなたの正しさを見て、あなたが若いときから守ってきた貞節を顧みられたからである。それゆえ神はわたしを遣わしてこれらすべてをあなたに示し、こう言われるのである。『信頼せよ。恐れるな。今の時代に焦ってむなしいことを考えるな。そうすれば終末の時が来ても慌てることはない』と。」

 自分の創造物をさばく神その他について、エズラと天使ウリエルが問答する。●



 12月17日は職場の忘年会でした。その関係で昨日のブログが定時更新できず、大変申し訳なかった。
 しかし昨日の忘年会は──
 これまでに経験した忘年会のなかで最高に楽しかった! このメンバーに囲まれて仕事ができることに感謝!!◆

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