第2087日目 〈ローマの信徒への手紙第10章2/2:〈万人の救い〉with『スター・ウォーズ』エピソード7の予告映像を観て。〉 [ローマの信徒への手紙]

 ローマの信徒への手紙第10章2/2です。

 ロマ10:5-21〈万人の救い〉
 モーセ曰く、律法による義とは掟を守り、掟によって生きることを指します。一方で信仰による義については、種々例証を挙げた後に「御言葉はあなたのごく近くにあり、口と心ににあるのだから、それを行うことができる」(申30:14)というております。
 御言葉はあなたのとても近くに、あなたの口と心のなかにある──これこそがわれらが宣べ伝える信仰の言葉なのであります。「人は心で信じて義とされ、口で公に言い表して救われるのです。」(ロマ10:10)
 神の前にユダヤ人や異邦人の区別はありません。神はすべての人の上にいるのです。そうして自分を呼び求める者の声に応えて、豊かな恵みを与えてくれるのです。かつて預言者ヨエルがいうたように、主の名を呼び求める者は誰もが救われるのであります。
 ところで、信じたことのない方を呼び求め、聞いたことのない方を信じることが、いったいどうしてできましょう。宣べ伝える者なくしてどうして聞く者があろう。福音のために遣わされる者なくしてどうして宣べ伝えることができるでしょう。
 残念ながらすべての人が福音に従ったわけではありません。信仰とはキリストの言葉を聞くことから始まるのです。実際のところ、福音に従わなかった人々もキリストの言葉は耳にしていました。詩篇に、「その響きは全地に/その言葉は世界の果てに向かう」(詩19:5)とあるように。
 ではイスラエルにはこのことがわからなかったのでしょうか。そうであったかもしれないし、そうでなかったかもしれません。が、モーセはイスラエルの全会衆に向けた歌のなかで触れ、また預言者イザヤもその書のなかで述べたように、主なる神は尋ねなかった者に見出され、探さなかった者へ自分を現したのです。
 その一方で神は、不従順なイスラエルへ一刻の休みなく手を差し伸べ続けたのでした。

 義は信仰によってのみ、という主張をもう一歩推し進めたのが本日の所であるように思います。神の前に平等というキリスト教の理念はロマ10:10の、人は心で信じて義とされ、口から出る言葉によって救われる、というパウロの信念から芽吹いたものでありましょうね。
 「ローマの信徒への手紙」は一筋縄ではいかない書物であり、読書は他のパウロ書簡を済ませてからにすればよかったな、そうすればもうちょっと理解は易くなっていたのではあるまいか、なんていう後悔と反省の気持ちがわずかなりともあるのですが、折々に文脈や神学とは切り離されても心に響く言葉に出会うので、こうしてようわからぬながらも読み進める報いはじゅうぶんにあるわけです。すくなくともこれが読書のモチベーションの1つになっていることは否定できません。

 本日の旧約聖書はロマ10:5とレビ18:5、ロマ10:6-8と申30:12-14、ロマ10:13とヨエ3:5、ロマ10:15とイザ52:7、ロマ10:16とイザ53:1、ロマ10:18と詩19:5、ロマ10:19と申32:31、ロマ10:20とイザ65:1、ロマ10:21とイザ65:2。



 徐々に『スター・ウォーズ』エピソード7の予告映像が公開されてきています。子供の頃からSWを愛し、これに或る程度までは人生を狂わされ、支配されてきたわたくしは、新たな予告映像をインターネットで観るたびごとに興奮すること頻りで、たった30秒の映像と雖も繰り返し観て1時間は保つと自負できるのでありますが、最近「ちょっと待てよ、これなんか可笑しくない?」と思うようになったのであります。
 わたくしの気のせい若しくは見落としであれば済むのだが、どうして宇宙空間の映像が1コマも出てこないんだ? 今度のエピソード7は地上と屋内でばかり物語が進み、宇宙空間なんて精々が恒例の冒頭のテロップぐらいなんですよ、えへ、っていうJ.J.エイブラムスの茶目っ気が炸裂した作品であるのか!?
 そんなSW、いらない。そんなSWが出て来たら、世も末だぜ(とうの昔に末ってるけどな)。だってミレニアム・ファルコンが砂漠の上を、ばびゅーん、って飛んでる場面がいちばん印象に残る映像なんだもん。宇宙空間はどこにあるのさ? そういえばコクピットらしき場面の後ろの方に黒っぽい空間が見えたような気がするけれど、それだけじゃぁ映像処理がされていない未完成フィルムなのか、どうかわからぬではないか。ぷんぷん、である。
 まぁ、ふざけた話はともかく。
 SWに宇宙空間での戦闘場面は必須である。それを予告映像に用いないのはきっと、完璧な場面を作り出すためにスタッフが奮闘してるからであって、それが<たまたま>予告映像の制作に間に合わなかっただけに相違ない。或いはファンの期待を煽るための戦略か。いずれにせよ、「知りたくば映画館へ行こう!」ということなのでしょう。
 われらは、映画館でワクワクしながら新しいSWを観る愉しみが、これでまた1つ増えた、と思えばよいのである。わかっちゃぁいるが──ああ、公開まであと1ヶ月半か……長いなぁ……。◆


-15/11/09 20:42 +48

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