第2185日目 〈『リボルバー』と『パストマスターズ』を聴いたのです、が……。〉 [日々の思い・独り言]

 最近お馴染みとなったビートルズの話題を、今日も再た。
 これまでUK盤に基づくオリジナル・アルバムをリリース順に借りては聴いて、iTunesに取り込みiPhone6sPlusで聴き、そうして返却し、を繰り返してきた。『リボルバー』だけ他の人が借りていたので後回しになったけれど、今回のレンタルを以てつつがなく全アルバムの取り込みを完了。残るは『アンソロジー』全3枚と『レット・イット・ビー …ネイキッド』、『イエロー・サブマリン・ソング・トラック』の計5枚となる。
 休みの日に在宅する折はスピーカーを接続したiMacで鑑賞するが、今日聴いた『リボルバー』と『パストマスターズ Vol,1』はややテンション低めの状態で聴くこととなった。どうしてだろう。
 『リボルバー』はこれまで聴いてきたアルバムとあまりに色合いの異なるサウンドで、感動とか驚愕とかそれらよりも先に戸惑いが襲ってきてそれに囚われ、第一印象を払拭できなかったせいであろう。夕食を作りながらぼんやりとそんな風に分析した。おそらくこのアルバムが好きになれば、新たな扉を一つ、開くことになるのかな、と考えている。
 翻って後者、『パストマスターズ Vol,1』はシングル盤で発表されただけで、アルバムには未収録の曲が原則として収める。本盤に聴き馴染みのある曲があるか、といえば、あるにはあるがアルバムに収録されたのとは別のヴァージョンのため、それ以外はどれも知らぬものばかり、と返事しよう。それゆえに今一つのめりこめなかった、と正直に告白する。
 この『パストマスターズ』、或いはこれから聴く『アンソロジー』全3枚などビートル・マニア垂涎・必携のアルバムと称される音盤は裏を返せば、わたくしのようなビートルズ入門者は時が経つにつれ価値がわかってくるからいまは耳を傾けていさえすればいい、という意味に受け取れる。われながら前向きで、自己中心的な捉え方と思うが、そうでなくては全アルバムを聴き通すなどまるで意味のない行為ではないか。
 それでも1曲目を飾る「ラヴ・ミー・ドゥ(シングル・ヴァージョン)」は、『プリーズ・プリーズ・ミー』に収められるものよりもこちらの方が好ましく思えるし、それは『パストマスターズ Vol,2』で聴ける「ゲット・バック」についても然りだ。いつかこのCDを好きと表明できる日が来ればいいな、と思う。
 ──ここまでレンタルで済ませてきたビートルズのアルバムだが、改めてすべてを借り果せたいま、やっぱり全部自分のものとして手許に置いておきたい、だったら何ヶ月かに分けてリリース順に(ここは譲れない)アルバムを購入してゆこう、と決めた。じゃぁ最初から買えよ、という声も聞こえてきそうだが、ううん、それは違う、こうして借りて来たから自分にとってこのアーティストが価値あるものと変貌し、音盤を所有する意義を見出せたのだ。サンクス、TSUTAYA。
 今後もしばらくは思い出したように、ビートルズを話題にした文章がお披露目されるだろう。そのときはどうぞ宜しく。◆

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