第2285日目 〈ヘブライ人への手紙第10章2/2:〈奨励と勧告〉with書くならば、まずはトレーニングから。〉 [ヘブライ人への手紙]

 ヘブライ人への手紙第10章2/2です。

 ヘブ10:19-39〈奨励と勧告〉
 イエスの血によってわれらは聖所に入ることができる、と確信しています。なぜならば、イエスは(聖所の)垂れ幕、つまり自分の肉を通り、新しい生きた道をわれらのために用いてくれたからです。
 兄弟たちよ、われらには神の家を支配する偉大な祭司がいます。われらは清められており、良心の咎めはなくなっていても、体は清らかな水で洗われている。全幅の信頼を置いて、真心から神に近附こうではありませんか。
 われらに約束してくれたのは真実の方、イエスです。公に表明した希望をしっかりと、揺るがぬよう保ち続けましょう。お互い愛と善行に励むよう心掛けようではありませんか。かの日の訪れが近附いているのを知るあなた方は、なお一層励まし合うのがよいでしょう。
 「もし、わたしたちが真理の知識を受けた後にも、故意に罪を犯し続けるとすれば、罪のためのいけにえは、もはや残っていません。ただ残っているのは、審判と敵対する者たちを焼き尽くす激しい火とを、恐れつつ待つことだけです。モーセの律法を破る者は、二、三人の証言に基づいて、情け容赦なく死刑に処せられます。まして、神の子を足げにし、自分が聖なる者とされた契約の血を汚れたものと見なし、その上、恵みの霊を侮辱する者は、どれほど重い刑罰に値すると思いますか。」(ヘブ10:26-29)
 兄弟たちよ、思い出してください。光に照らされたあとで、苦しい大きな戦いによく耐えた初めの頃のことを。様々な侮蔑や嘲笑に見舞われ、好奇の目に曝されました。また、自分たちと同じような苦しみに遭っている人々の仲間になったこともありました。しかしあなた方は、いつの日か自分たちがもっと素晴らしい、いつまでも残るものを持っている、と信じているので、たとい財産をすべて奪われたとしても喜んで耐え忍ぶことができたのです。
 だから、確信を捨てたりしてはなりません。確信を持ち続けること、そこには大きな報いがあるからです。神の御心を行って約束されたものを受け取るには、忍耐が要求されるのです。
 ずっとむかし、或る預言者がいいました。神の目に正しいと映ることをした者は信仰によって生き、怯む者あればそれは神の御心に適わない者である、と。「しかし、わたしたちは、ひるんで滅びる者ではなく、信仰によって命を確保する者です。」(ヘブ10:39)

 なんともまとめにくい本日の章でしたが、辛うじてなんとか。
 イエスと父なる神への信仰と希望を揺らがぬよう保ち、イエスによって開かれた道を通って聖所(=神の国)へ入るてふ確信を捨てることなく生きよ。約束されたものを受け取るには忍耐が必要とされるが、忘れるなかれ、われらは信仰によって命の救いに至る者である。──第10章2/2をやや乱暴に要約すれば、以上の如くとなりましょうか。
 ヘブは明日の第11章からいよいよ大詰め、所謂総括、コーダに突入します。

 本日の旧約聖書はヘブ10:30と申32:35-36、ヘブ10:37-38とハバ2:3-4(但し70人訳ギリシア語聖書)。



 1ヶ月あたり6冊の読書というのはけっして早いほうではありますまい。単にそれぐらいのペースで読み終えられる小説が続いたのだ。加えて、本来ならばがっつり読むに値する近現代文学の幾つかが総じて再読であったのも、件の目録には影響していよう。
 実はかの目録を瞥見した知人からの問い合わせに答えて曰く、なる目論見から本稿を執筆している。質問;これら数十冊の小説の一々について感想文を書いているのか、或いは書く心づもりでいるのか、たとい分量は短かろうと長かろうと? 解答;否、断じて「否」である。
 もし本ブログが書評ブログであったなら、そうした原稿を書いてもいるだろう。というよりも殆ど義務となり、ルーチンワーク化しているであろう。が、生憎とこちらは聖書読書ノートブログであってノンジャンル専ら小説系の書評ブログではないのだ。またそれらの感想を看板としたブログでもない。そうして正直、そんなことはしたくない、という気持ちもある。ご理解いただきたい。
 聖書の読書とノートが終わったら、かねて予告していたとおり長編小説『ザ・ライジング』の連載と、並行して旧約聖書続編に収まる「マカバイ記 一」と「エズラ記(ラテン語)」のノートを改稿する。書評に主軸を置くとすればそのあとだ。つまり、……2017/平成29年晩秋以後、か。うむ。
 わたくしが好んで小説やその他のジャンルの本の感想を認めていたのは、もうずいぶんと前のことになる。いまはすっかり勘が鈍り、さてどうやって書いていたんだったかな、とかつての自分がそうしたものを書いていただなんてわれながら信じられなくて、いけない。
 もし書評や感想を書くならば、まずはトレーニングから始めよう。◆

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