第2634日目 〈語るべきことを語るときが来た──「マカバイ記 一」再スタートに向けて。〉 [聖書読書ノートブログ、再開への道]

 仕事の終わったあと、スターバックスに寄り道して聖書を開き、ノートする。延々8年間(実質7年間)、ほぼ毎日毎日繰り返されてきた作業を昨年末から再開しています。いうまでもなくただいま必死になって準備中な「マカバイ記 一」再お披露目のための作業なのですが、なかなか調子が戻らなくて溜め息を吐くこと頻り。
 第4章の前半なんてけっきょく5回読み直して3回書き直し、ようやくどうにか満足できるレヴェルのものが出来上がった。1週間かけて、やっと……。
 が、待てば海路の日和あり、とでもいえばいいか、昔のように書けないことでイライラし、それでも先へ進むためにもがき、「時間を無為に費やしているのではないか」てふ焦燥から目をそらして、なんとか或る程度の満足がゆく第3稿を仕上げたことで、これでいちばん大きな壁を乗り越えた。このあと幾つも壁にぶつかるだろうけれど今回に較べれば大したことはない。
 文章自体のクオリティは高くとも読みこみが不足した原稿は、どこか据わりの悪さを読み手に感じさせるものだ。「マカバイ記 一」への再挑戦をわたくしに決めさせたのも、じつはこの点にあった。何度も繰り返してきたけれど、特に地理関係の知識が不十分であった──調べが不足していたために、登場人物の行動を辿ることが曖昧な作業になってしまっていたのだ。
 たとえばセレコウス朝シリアの帝都アンティオキア。じつはマカバイ時代、シリア・パレスティナの都市(の一部)はヘレニズムの影響下で、従来の都市名に加えてギリシア風のそれを持つ所があった。アンティオキアという名を持つ都市は、帝都以外にもあったのだ。そうして参考文献はいちいち律儀に両方の都市名を併記してくれない。わたくしは最初の読書のとき、「マカバイ記 一」に出てくるこの町が、どこのアンティオキアなのか、恥ずかしながら特定しかねたのだ。それゆえの混乱……。
 もちろん、こちらの誤認識に基づくノートの不備は他に幾らでもある。
 そんな瑕疵を1つでも減らして内容の誤りを正し、ついでにいえばもっとクオリティの高い原稿で(旧約聖書続編では唯一の歴史書である)「マカバイ記 一」の物語を読者諸兄にお届けしたいのだ。
 ──さて、ここらで筆を擱く準備を始めよう。語るべきことを語るときが来たからだ。
 残念ながら「マカバイ記 一」のノートを大量にストックして、余裕を持った更新ができる状況にはならなかった。追いかけられる焦りを抱えながら更新開始を余儀なくされた(わたくしのせい? 勿論である。他にどんな理由が?)。が、既に述べたように最大の障壁は乗り越え、「前途には希望に満ちた時が広がっている」(ヒルティ)。従前のような毎日更新のお約束はまだ出来かねる、と弱気な部分はあるけれど、ね……。
 まずは現在ワープロ稿を作成中の「ダニエル書」のレジュメを3日間の予定で更新した後、「マカバイ記 一」の更新に取り掛かる。そうね、早くても来週01月10日(木)午前2時からかな。それまで、眉に唾つけながらお待ちいただけると、うれしいです。◆

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