第2635日目 〈今日はお休みさせていただきますが、それでも一言、二言。〉 [聖書読書ノートブログ、再開への道]

 んんん、なにをいおうとしたのだったかな。と書いたところで思い出した、今年の読書目標であります。
 既に角川文庫から出ていた横溝正史作品集は、ジュブナイル物を除いて残すところ未架蔵は4点ばかしとなった。加えて金田一耕助物はすべて手許に集まってきた。そうして鋭意、消化中。
 今年は金田一に加えて由利先生シリーズは読み終えてしまいたいのだけれど、後者についてはなかなか難しそう。というのも、金田一耕助と違って由利先生の場合、登場作品がまとまっているものもあれば、どうしたわけかノン・シリーズ短編のなかに紛れこんだいたりするからだ。
 となると読書の際は、あまりそのあたりの線引きをしない方がよさそうだなぁ、とも考えるのです。
 ──そこで頼りになるのが、昨年から刊行され始めた柏書房の<由利・三津木探偵小説集成>、単行本で全4巻。
 書店で手に取っていただければ、或る程度以上の年代の方はご理解いただけると思うのだけれど、なによりの救いは活字が大きいこと。多少通勤カバンが重くなろうとも、目のことを考えればそれは仕方ない。目を瞑ろう(目だけに)。おまけに校訂も行き届いているようだ。読みやすいだけでなくテキストとしても信頼できるものが供されているのであれば、そちらを選ぶに如くはない。
 由利先生シリーズが完結したら、今度は時代物、そうして金田一耕助物を、同様に刊行してほしいなぁ。◆

共通テーマ:日記・雑感